トウモロコシの粒の数は本当に偶数か?

※2025年3月21日~6月15日に実施した自由研究コンテストの入選作品です。
サイト掲載にあたり、一部文言や流れの変更・画像の修正を行っております。

最近、トウモロコシの粒の数は必ず偶数になり、かつそのひげの本数は粒の数と必ず一緒になることを知りました。トウモロコシの粒のもとになる小穂が2つに分裂し、そこからひげが伸びるためとのことです。理論的に間違いないことは明らかですが、自分の目で確かめてみたくなり・・・。そこで、実際に3本のトウモロコシの粒の数を、気合を入れて数えました。

準備するもの

・トウモロコシ 3本
・厚紙
・定規
※コーンピーラーも用意してみましたが、粒が潰れそうだったため、使いませんでした。

方法

➀トウモロコシを電子レンジで加熱した後ある程度冷ます
➁長さと直径を定規で測る
➂手で粒を取って厚紙の上に並べ、粒数を数える

今回の結果

3本のトウモロコシの長さや直径を測った後、粒を厚紙に縦10粒ずつ並べていきました。
全ての粒を並べ終わった様子が以下の写真です。

長さや直径、粒の数を表にまとめてみました。

長さは186~194 mm、直径は39~41 mmと3本ともほぼ同じ大きさでした。
また、粒の数はそれぞれ630個、626個および664個と偶数かつ概ね同じでした。

最後に

3本とも、確かに全て偶数であるのと同時に、粒の数もおおむね同じで、農家さんが均一で高品質なトウモロコシを生産されていることを実感しました。

最初に計測した、トウモロコシの長さ・直径と粒数の関係は、今回の結果では分かりませんでした。もう少し数を増やせばなにかしらの傾向がみられるかもしれません。

また、今回電子レンジで加熱してみましたが、普段お湯でゆでたものより粒の実離れがしにくい印象でした。今後粒を数える機会がある際は、お湯でゆでた方が数えやすくなりそうです。

余談ですが、今回用意した品種の「サニーショコラ ライラ」はとても甘く、美味しかったです。