ドライトマトに挑戦
※2025年3月21日~6月15日に実施した自由研究コンテストの入選作品です。
サイト掲載にあたり、一部文言や流れの変更・画像の修正を行っております。
家にトマトがたくさんあり、普段していない食べ方に挑戦してみたいと思い、ドライトマトを作ることにしました。せっかくなので、2種類の切り方、さらにゼリーありなしで乾くまでの時間に差があるか観察しました。


準備するもの
・トマト
・まな板
・包丁
・塩
・キッチンペーパー


方法
➀トマトを好きな形に切る(今回は薄切りと角切りにしました)
➁切ったものの半分は、ゼリー部分を取り除く

➂キッチンペーパーで水気を吸い取り、塩をふりかけ一定時間放置
➃日当たりの良い場所で天日干しを行い、様子を観察する

今回の結果
今回は、薄切りにしたものと角切りにしたものを準備し、さらにゼリーのありなしを作ってみました。
●乾燥が早い順予想
➀角切りゼリーなし
➁輪切りゼリーなし
➂角切りゼリーあり
➃角切りゼリーあり
水分量の多いゼリー部分がなく、小さく切られた角切りが一番早く乾燥するのではないかと予想しました。
日当たりの良い場所に置き、観察した様子が以下です。



写真だと少し伝わりにくいかもしれませんが、輪切りゼリーなしが2日目にはすでに多くの水分が抜け、厚みも減って一番乾燥が進んでいる様子でした。
4日目以降は曇りが多くなり、変化が少なくなったので、5日目に干すのをやめました。
5日間の日照時間と気温は以下でした。

思っていたよりも、乾燥する日数には大きな差はありませんでした。
最終的な様子は以下です。セミドライトマトのような状態となりました。

試しに1つずつ食べてみると、それぞれ切り方での味の違いは分かりませんでしたが、トマトの味が凝縮されていて美味しかったです。
ゼリーのありなしで比べてみると、ゼリーを残している方はあまり舌ざわりが良くない印象です。ゼリーを取り除くことは、乾くのが早くなる以外の良さがあることが分かりました。
まだトマトが余っていたので、電子レンジやオーブンを使ってのドライトマト作りにも挑戦してみました。
●電子レンジ
大玉トマト1個分を並べやすいよう半円型にカットし、ゼリーを取り除きました。
塩を振りかけた後水分をふき取ってからお皿に並べ、500W5分で一度様子をみました。
水分をふき取り、再度500Wであたため、を繰り返し、最終的に追加で8分あたためました。

加熱後の写真を撮り忘れてしまいましたが、最初の水分のふき取りが甘かったのか、ぐずぐずになってしまい、綺麗なドライトマトはできませんでした…。
●オーブン
電子レンジ同様、大玉1個分を並べやすいよう半円型にカットし、ゼリーを取り除きました。別のことで余ったトマトも少し追加しました。こちらも塩を振りかけて水分をふき取ってから天板に並べました。140℃に余熱したオーブンで1時間加熱して水分をふき取り、様子を見ながら再度加熱していきました。

さらに1時間50分ほど加熱し、電子レンジよりは綺麗に乾燥してきましたが、天日干しのようなセミドライトマトになる前に焦げ付き始めました。
切る時の厚みなど色々考えないといけないのかもしれません。
最後に
3種類試してみて、天日干しが日数はかかりますが、一番簡単で手間のない方法でした。
切り方は輪切りでゼリーなしが一番早く乾燥しました。
今回は途中で天気が悪くなってしまったので、セミドライトマトまでにしかできませんでしたが、また天気が続く日にドライトマトまで作れるか試してみたいと思います。
おまけ
今回作ったセミドライトマトを、料理に活用してみました。
➀パスタ
オリーブオイルにニンニクで香りづけをする際、セミドライトマトも一緒に入れてみました。煮詰めたトマトソースのような味がするため、パスタとよく合って美味しかったです。

➁オイル漬け
オリーブオイルにニンニクと一緒に漬けてみました。

数日後、サラダやクラッカーにかけてみました。オリーブオイルにも風味がしっかりあって美味しかったです。

➂味噌汁
洋風ばかりだったので、味噌汁に一緒に入れてみました。
悪くはありませんでしたが、別々に味がする印象が強かったです。


