バイオスティミュラント

バイオスティミュラントとは、植物が本来持つ免疫力を高め、耐寒性・耐暑性・病害虫耐性及び生長を促す物質や技術のことです。OATアグリオは、このバイオスティミュラントの開発にも力を入れており、HPには特設サイトを設けております。



今回はそんなバイオスティミュラントについてお話いたします。

植物は様々なストレスを受けながら生長します。
植物にストレスをあたえる存在、というとどういうものを想像しますか？
もしかすると、病気や虫を考える方が多いかもしれませんね。病気や虫は生物的ストレスと呼ばれ、作物の収量減少に影響を及ぼします。
しかしながら、植物にとってのストレスはこれだけではありません。乾燥や高温・低温、塩害などの環境要因によるストレス（非生物的ストレス）も存在しています。
近年の異常気象により、日本でも環境のストレスによる減収が増加しており、バイオスティミュラントは、特にこの非生物的ストレスによる減収の軽減に役立ちます。

バイオスティミュラントには昔から使用されているものも多く、最近の研究でその効果効能がよりはっきりと分かってきました。
現在確認されているバイオスティミュラント資材として、①海藻抽出物・多糖類、②腐植質・有機酸資材、③アミノ酸、ペプチド資材、④微量ミネラル、ビタミン、⑤微生物、代謝物、⑥その他（動植物由来機能性成分など）があります。
これらの資材がどのような効果を示すのか、例として３つの資材の効果を図にまとめてみました。

OATアグリオでは現在「リダバイタル」「アルガミックス」「フルボディ」「ポテトール」「鉄力トレプラス」「サンピシリーズ」「OAT-プロテクト」の7種類のバイオスティミュラント製品を取り扱っています。OAT-プロテクトはまだ特設サイトに掲載されておりませんが（2024.04.1時点）、それ以外の製品については、特設サイトにまとめております。

地球温暖化による各地の気候変動により、今後も作物が高温や日照不足などのストレスを受けることが考えられます。限りある耕作面積の中で、今後増え続ける地球の人口分の食糧を確保するには、効率的で安定的な作物の生産技術が必要になります。そのため、バイオスティミュラントのような資材が活躍する場面が増えていくのではないでしょうか。
OATアグリオは、今後もバイオスティミュラントなどの資材の開発・技術普及を通して、作物の安定的な生産に貢献したいと考えております。