夏の花
夏の花、というと皆さんはなにを思い浮かべますか?人によって思い浮かべる花は違うと思いますが、暑い夏の中でも元気に生長し、色鮮やかに咲いている花を見ると、こちらも元気になりますよね。今回はそんな夏の花をいくつか見ていきましょう。
夏のイメージにピッタリのヒマワリは、明るい黄色やオレンジ色のカラフルな見た目で、まるで太陽に向かって生長しているような姿がなんとも凛々しいです。
見頃は7~9月。
ヒマワリは漢字で「向日葵」、英名では「sunflower」と呼ばれています。これらは、ヒマワリが太陽の動きに応じて、花の向きを変えると言われていることが由来です。
本当にヒマワリは太陽の動きに応じて向きを変えるのか?そんな疑問を調べた内容が「栽培自由研究」に掲載されていますので、ぜひご覧ください。
「ヒマワリは本当に向日葵?」
夏休みの自由研究で定番のイメージがあるアサガオは、青や紫などの涼し気な色から赤やピンクの暖色系まで幅広い色があり、グリーンカーテンとしても人気があります。
見頃は7~10月。
朝に花を咲かせる様子から、漢字で「朝顔」と書き、英名では「morning glory(朝の輝き)」と呼ばれています。なぜアサガオが朝に花を咲かせるのかというと、アサガオには、光が当たらない時間が約10時間に達すると花を咲かせるという性質があります。そのため、光が当たらなくても約10時間経つと、朝にならずとも花を咲かせるようです。面白いですよね。
夏から秋にかけて次々に鮮やかな花を咲かせるサルスベリは、庭のシンボルツリーとしても人気があります。
見頃は7~10月。
原産の中国では、花が咲く期間が100日ほどと長いことから「百日紅(ひゃくにちこう)」という名前がつけられていますが、日本では幹がつるつるでサルも滑って登りづらそうな様子から「サルスベリ」という名前がつけられています。ちなみに、サルスベリの幹のつるつるは、つる植物に巻きつかれないようにするための生存戦略と言われているそうです。ちゃんと理由があるのですね。
ハイビスカスやサンパラソル、サルビア、ダリアなど夏の花はまだまだたくさんあります。周りにどんな花があるか探して楽しんでみてください。名前の由来や性質などを調べてみると、新しい発見があるかもしれません。また、暑さに強い夏の花は育てやすいものも多いので、庭に植えて楽しむのもオススメですよ。