ヒマワリの種取り

夏によく見るヒマワリ。花が咲き終わり、頭がうつむいてくると、そろそろ種がとれるかな?とそわそわしますよね。
種が取れたら来年もまたヒマワリを育てて楽しむことができます。
(ただし、世代が変わることで花の性質が変わる可能性があります。)

今回は、そんなヒマワリの種取りの様子をご紹介します。
ヒマワリの開花後50日くらいでタネが充実します。様子を見ながら花の乾燥を待ち、花ごと切り取った様子がこちら。

カビなどの発生を防ぐため、外に並べて花ごと乾燥させます。
数日経つとカラカラに乾いて種が取りやすそうな様子になってきましたので、種を取っていきます。

種は、大きな円盤状の花托と呼ばれる部分にくっついており、中身の詰まった種を落としていくと、その部分がよく見えるようになります。

種を採りたいヒマワリの数が多い場合は、BBQの網など網目状のものにこすりつけるとボロボロと種を取ることができます。

種を採っていると、花托やガクの破片、ゴミなどが一緒に入ってしまいます。
これらは、カビの発生源となる場合がありますので、できるだけ取り除くようにしましょう。

これらの不要な部分は軽いため、扇風機などの風を使って吹き飛ばすと、中身の詰まった重い種だけが残ります。
扇風機ですと「弱」くらいの風で吹き飛ばすことができます。
かなり散らばってしまうかもしれませんので、屋外での作業をオススメします。

今回は、収穫した数が多かったため、会社にあるもみ殻脱穀機で選り分けられないか挑戦してみました。

殻が割れてしまうものもありましたが、数回通すことできれいな種を選別することができました。
選別した種は、乾燥が不十分な可能性を考え、念のため再度外に並べて乾かしておきます。

収穫した種を来年の栽培に使用する場合は、乾燥後、保存袋に入れ、湿気の少ない冷暗所で保管します。

今回収穫した種は、まちなか向日葵しぼり隊として栽培したヒマワリの種なので、袋に入れてまちなか向日葵しぼり隊の隊長に送り、ロケット燃料開発の研究に役立てていただく予定です。

まちなか向日葵しぼり隊にご興味のある方は、Instagramにて活動の投稿がされていますので、「こちら」をご覧ください。