観葉植物の冬越し

お部屋を彩ってくれる観葉植物。そんな観葉植物には暖かい気温を好むものが多くあります。そのため、冬になると元気を失い、枯れてしまうものも…。今回は、冬越しのための注意点などをお話したいと思います。

まずは水やりについてです。気温の下がる冬は、植物の生長が止まるため、水をあまり必要としません。土がしっかり乾いてから水やりを行うようにしましょう。オススメは午前中です。

乾いた状態の鉢の重さや水やり後の鉢の重さを覚えておくと水やりのタイミングの参考にしやすいですよ。
目安は7~10日に1回程度。受け皿に溜まった水はしっかりと捨てることも重要です。

水やりを頻繁に行わない代わりに、葉水を1日に1回程度行うようにしましょう。観葉植物は湿潤な環境を好むものが多いため、葉水をあたえて乾燥を防ぐようにします。

冬は水道から出る水も冷たくなっているため、少し置いて常温に戻した水を使うようにします。これは水やりでも同様です。

次に置き場所です。室内ではエアコンをつけていることが多いかと思いますが、エアコンの風が直接当たると植物の表面が急激に乾燥し、弱ってしまいます。そのような場所には置かないようにしましょう。

日当たりの良い窓辺に置いている場合、冷気が入り込みやすい夜は、窓から離すようにします。寒暖差が大きいと植物は弱ってしまいます。できるだけ昼と夜で寒暖差の少ない場所に置くのがオススメです。

また、近年では床暖房を導入しているお家もあるかと思います。床暖房の上に植物を置くと、上と下の両方から乾燥していってしまい、根が痛みやすいので注意しましょう。

植物の保温性を上げる方法として、バークチップなどを上に敷く方法や、鉢にプチプチを巻くような方法もありますが、冬場に植物が枯れるのは、水やりや置き場に原因があることが多いです。まずはこの2点に注意して管理してみてください。