栽培研究センターの日常

今回は、栽培研究センターでの日常をご紹介しようと思います。

栽培研究センターには、様々な部署の人がいますが、本日(2025年5月21日)は、肥料・BS(バイオスティミュラント)製品グループの人達がなにやら土だらけになっていたので、そのうちの一人に話を聞いてみました。

バイオスティミュラントの試験をしていたジャガイモが収穫時期になったので、掘り上げていたようです。

すでに地上部は切られていましたが、まだ全部は掘り上げていないようでしたので、少し作業を見せてもらいました。

小さな圃場なので、手作業で周りの土を崩しながら収穫しています。

写真は一人しか写っていませんが、グループ総出で作業していました。

ジャガイモは「キタアカリ」という品種で、ジャガイモシストセンチュウに対する抵抗性を持っている他、写真のように芽の部分が赤いという特徴を持っています。

収穫後のジャガイモの様子を見ていると、なにやら白いつぶつぶが表面に見えます。

これは皮目肥大といわれる症状で、水はけの悪い土地でよく発生する症状です。食べるのに問題はありません。

ここの畑は、以前水田だった場所なので土壌改良をしていますが、それでも水はけが悪かったようです。
皮目は呼吸をするための場所なので、水分が多いと呼吸がしにくくなるため、皮目をより発達させて呼吸をしようとした結果なのかもしれませんね。

今回掘り上げたジャガイモは、収量や品質調査などを行い、余りは栽培研究センターの社員で美味しくいただきました。

最後に

今回は肥料・BS製品グループのお仕事の様子を一部見せてもらいました。栽培研究センターには様々な部署があるので、思いついた時に他の部署の社員にも話を聞いてみようと思います。