春から早めの雑草対策を

暖かくなり、過ごしやすい季節となりましたが、家庭菜園をしていると気になるのが雑草です。雑草は生育が早く繁殖力が強いため、作物の生長を妨げる他、病害虫の発生源にもなります。
まだ小さいから大丈夫、と思っていても、これから日差しが強くなってくると、その日差しを浴びてぐんぐん生長していきます。

大きくなってしまった雑草を取り除くのはとても大変なので、できるだけ小さいうちに取り除くようにするのがオススメです。

少しの面積であれば手で取ってしまうのが手軽でコストもかからず良いですが、面積が広くなってくるとなかなかな作業量です。

そんな場合には除草剤を使うことを検討してみましょう。春先など雑草の発生初期であれば、高い効果が期待できます。しかしながら、雑草が大きくなってからでは除草剤を使っても十分な効果が発揮されないことがあるため、注意が必要です。

以下は除草剤散布前と後の写真ですが、背丈の高い雑草や、繁茂して薬剤がかかりにくい部分などが残ってしまっています。除草剤を散布するタイミングとしては、雑草の高さが膝より下ぐらいのときがよいでしょう。雑草が腰ぐらいの高さになると、散布作業も大変ですし、写真のように枯れない雑草も出てきます。

除草剤の種類には、上記のようにかかった植物のみを枯らす茎葉処理型、土壌に浸透し根から吸収されることで処理した土地すべての植物を枯らす土壌処理型などがあります。

茎葉処理型は、主に今生えている雑草に効果があり、比較的早く効果の出るものが多いです。土壌内では成分が分解され不活性化するため、上記のような樹木の周りにも使用することができます。

土壌処理型は、主にこれから生えてくる雑草に効果があり、成分が一定期間土壌に残るため、持続性のあるものが多いです。製品によっては登録のある作物周りであれば、植えている作物を害することなく除草することも可能です。

お店にはさまざまな除草剤が売られていますので、使用する場所や目的によって使い分けることにより効率的に雑草を枯らせることが可能です。使い方をしっかり確認してから使用するようにしましょう。

最近は天然物由来の除草剤も出ています。お子さんやペットがいるご家庭ではそのような除草剤を選んでみてはいかがでしょうか。

それでも除草剤を使用することに抵抗がある方は、防草シートなどのアイテムを使ってみましょう。

お庭に使用する場合は、少し見た目が気になってしまうかもしれませんが、畑などで面積が広い場合や庭の隅っこなど目立たない場所の雑草を抑えたい場合はオススメです。

防草シートは、生長に必要な光を雑草にあたえないようにすることで弱らせる、もしくは発芽させないようにする資材です。材質や厚みによって何年間使えるか、というのが変わってきますので、希望に合わせて選ぶようにします。

また、防草シートを敷く際は、一度その場所の除草を終わらせておくようにしましょう。すでに発芽している丈夫な雑草は、防草シートを突き破ってしまうことがあります。

雑草対策の除草剤や防草シートはホームセンターなどで手に入ります。
暑い夏に雑草だらけとならないよう、今のうちから対策をしておきましょう。

作成者:営業支援室 H