エチレンガスの効果を見てみよう!
リンゴ、ナシ、メロンなどの果物は、植物を老化させるエチレンというガスを、多く出しています。今回はリンゴと一緒にお花を置いておくと、どのような変化が出るか試してみます。
準備するもの
・透明のチャックつきビニールぶくろ×2枚
・りんご×1個
・花×4本
※トルコギキョウやカーネーションなどがオススメ
・花を生けるコップ×2個
・水(切り花ながもち液「美咲」などを用いてもOK)
方法
①それぞれのコップに水を入れ、そこに準備した花を入れます。
※今回の実験では水の入れ替えができないため、花を傷みにくくする目的で切り花ながもち液「美咲」を薄めたものをコップに入れています
②それぞれの花は、コップごとビニール袋に入れます。片方の袋には、りんごも一緒に入れて空気がもれないようにチャックをします。もう片方はりんごを入れず、そのままをチャックします。
③各袋を比べられるように並べ、3~5日ほど観察を行います。
今回の結果
見やすくするため、袋から取り出しました。
個体差もありますが、リンゴと一緒に入れたお花の方が萎れるのが早く、最終的には黒くしぼんでしまいました。
目には見えませんが、りんごからはエチレンというガスが出ていて、それはお花にも作用するのですね。
最後に
今回調べたエチレンは植物ホルモンの1つで、植物が生長したり、周りの環境に適応したりするために、自分の体内に作り出す物質です。
植物ホルモンは、一般的には7種類知られており、それぞれが異なる働きをしています。
気になる方は、ぜひ調べてみてください。