母の日に、ぼくが作ったおもしろカーネーションをあげたい

※2024年3月20日~5月25日に実施した自由研究コンテストの入賞作品です。
サイト掲載にあたり、一部文言や流れの変更・画像の修正を行っております。

母の日と言えば、皆さん何を思い浮かべますか?カーネーションを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
今回は、母の日のために特別なカーネーションを作ってみましょう!

実験すること

Ⅰ 白いカーネーションを赤くしたい
Ⅱ 白いカーネーションをShinyにしたい

準備するものⅠ

・白いカーネーション×2輪
・ハサミ
・着色料(食用色素、赤色102号)
・紙コップ
・水

●予想Ⅰ
赤い色水を吸わせたら、花の中央から赤くなり、真っ赤なカーネーションになると思う。

方法Ⅰ

①水の中でカーネーションの茎を水切りする。

②紙コップに水を入れ、着色料(食用色素、赤色)を混ぜた後にカーネーションの茎をつけ、時間をおいて観察する。

準備するものⅡ

・白いカーネーション×2輪
・ハサミ
・紙コップ×2個
・栄養ドリンク
・トニックウォーター

●予想Ⅱ
栄養ドリンクとトニックウォーターにブラックライトを当てると光ることを、別の実験で知った。栄養ドリンクとトニックウォーターを吸わせれば、光るカーネーションになるのではないか。

方法Ⅱ

①水の中でカーネーションの茎を水切りする。

②栄養ドリンクを入れた紙コップとトニックウォーターを入れた紙コップにカーネーションを
 入れ、時間をおいて観察する。

今回の結果

Ⅰ 白いカーネーションを赤くしたい

1時間後くらいから、外側の花びらから、線をいっぱい引いたように赤い色が出てきた。
3~5日経つと、外側の花びらだけでなく、花全体が赤くなってきた。ただし、全体が同じ色ではなく、濃いところと薄いところができた。最初にできた縦の線は、色が濃くなった。
早く赤くなる花と、なりにくい花があった。早く赤くなった花は、枯れてくるのも早かった。

●調べたこと
「ふしぎエンドレス」という番組で、植物が水を吸って茎の中を通るときは、中心ではなく、芯を囲むように外側に水の通り道があることを知った。今回の実験で、花びらが外側から染まっていったのは、外側を通る水の通り道と、関係があるのかもしれないと思った。他の花も外側から染まるのか実験してみたい。あと、赤くなりやすい花と、なりにくい花の違いは何なのかも調べてみたい。

Ⅱ 白いカーネーションをShinyにしたい
〇栄養ドリンク(ビタミンB2入り)

明るいときに見ても、花の見た目は変わらなかった。
ブラックライトを近くで当てると、がくの部分や花びらの真ん中の重なっているあたりが、弱いけど光っているような気がする。

〇トニックウォーター(右のカップ)

明るいところ…変化なし
暗いところ…少しがくが光っている。

2日後も観察してみたが、あまり変化がなかった。
暗いところでは、がくがだんだん強く光るようになった気がするけど、変化がわかりにくかった。

花を光らせることはできたけど、予想したように強く光る花を観察することはできなかった。紙コップに入れた栄養ドリンクをブラックライトに当てると、きれいに光るが、お花を光らせるには別の工夫が必要かもしれない。次は蛍光塗料に挑戦してみたい。

最後に

今回は、色水や栄養ドリンクを吸わせて、特別なカーネーションの作成に挑戦しました。予想とは違う結果になりましたが、お母さんに喜んでもらうことができました。
皆さんも自分なりの方法で、特別なお花の作成に挑戦してみませんか?

おまけ

ブラックライトを当てたら、緑色のつぶが光って見え、調べたら「花粉」だと分かりました。
(写真:がくのところに光って見える点が花粉)
花粉には吸ったものが溜まりやすいのでしょうか。