色んな植物の水耕栽培に挑戦しよう

水耕栽培とは、土を使わず、水と養液(液体肥料)を使って植物を育てる栽培方法です。
今回は、水耕栽培に加え、光の有無での生長の違いなどを観察してみましょう。

準備するもの

・種(今回は、ローズマリー、リーフレタス、パクチーを用意)
・プラスチックトレー×2
・スポンジ×2(ピンク、青)
・アルミホイル(写真に写ってなかったです…)

方法

①各スポンジを3等分に切り分けて、トレーの上に置く

②トレーに水を入れて、スポンジにたっぷり吸水させた後、それぞれのスポンジに種をまく(左からパクチー、ローズマリー、リーフレタスの種をまきました。)

③フタをした後、左側のみアルミホイルで包み、光を遮断する。両方とも室温で育てる。

今回の結果

【生育2日目】

光なし:パクチー、リーフレタスの種はカビが発生してしまいました…!
→室外ベランダに出して、カバーも撤去。日光に当ててみることに。

光あり:リーフレタスが発芽(意外と早い!)、パクチー、ローズマリーは変化なし

【生育8日目】

左)カビは消滅。リーフレタスが復活。発芽前に日光にあてなかったせいか、ヒョロヒョロです。発芽環境はその後の生育にも影響をあたえるのかもしれません。
右)リーフレタスはきれいな双葉を形成。こちらもベランダに移動。フタは継続。

2つともパクチー、ローズマリーには動きがありません。

【生育14日目】

左)発芽時ヒョロヒョロだったリーフレタスが元気に育ち始めました。
パクチーもスポンジから落ちた水中にあった種が1つ発芽。
右)リーフレタスが5㎜程育ちました。ローズマリーは4つほど発芽。パクチーは変化なし。

●まとめ
①光なし(途中まで)
ローズマリー、パクチー:発芽せず。
リーフレタス:発芽はするもヒョロヒョロで徒長。

②光あり
ローズマリー:水耕栽培にて発芽はしたものの、その後2カ月経過しても、最初の双葉以降の生長がみられず。
リーフレタス:発芽後5㎝まで育つも、それ以上の生長が見られず。
パクチー:1.5カ月観察しても発芽せず。

水のみの栽培でもローズマリーやリーフレタスは発芽しますが、それ以降の生育には工夫が必要なようです。肥料をあたえてみるのも良いかもしれません。
光のない容器の方は、リーフレタスのみ発芽しましたが、その後は日光があってもヒョロヒョロになってしまいました。やはり光は植物の生長に重要なのですね。

ローズマリーは光なしでは発芽しなかったため、発芽に光を必要とする植物であることが考えられます。
どちらの条件でも発芽しなかったパクチーは、光以外の条件を考える必要がありそうです。

最後に

栽培開始当初は、簡単に収穫まで育てられると考えていましたが、思った以上に難しいことが分かりました。収穫まで育てるにはどのようにしたらよいのでしょうか。光だけではなく、温度や栄養条件など、植物が育つためにはそれぞれの植物に合った環境が必要ですので、その環境を探ってみましょう。

おまけ

水耕では発芽しなかったパクチーを試しに土に植えてみたところ、1週間で発芽し、順調に生長しました。

土との違いを考え、再度水耕栽培に挑戦してみたいですね。

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