野菜で簡単にできる!水溶液の性質を調べる方法
※2024年3月20日~5月25日に実施した自由研究コンテストの入賞作品です。
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酸性やアルカリ性、中性という言葉を聞くと思います。
人間の体は中性で、お酢のような酸っぱいものは酸性、お掃除に使う道具はぬめぬめしていてアルカリ性と呼ばれることが多いですよね。
理科の実験などでは、酸性かアルカリ性かを調べるときに、リトマス紙を使っていると思います。実はこのリトマス紙の代わりに、野菜の紫キャベツでも酸性かアルカリ性かを調べることができます。実際に実験してみましょう。
準備するもの
・紫キャベツ
・酢やハンドソープなど性質を調べたいもの
・ざる
・鍋
・透明の入れ物
方法
①紫キャベツを包丁で千切りにし、成分を抽出するために、冷凍する。
※冷凍をすると、細胞が一度壊れます。「冷凍障害」と呼ばれる現象で、食品内部でできた氷の結晶により、食品の細胞組織が壊れます。
②沸騰したお湯に冷凍した紫キャベツをいれ、火を止めて15分置く。
お湯が紫色に変化したらざるに通し、紫キャベツを取り除く。
今回の結果
紫キャベツ水溶液は、酸性の時にピンク、アルカリ性の時に青、中性の時に紫になる性質があります。今回調べたものはそれぞれどのような性質を持っているのでしょうか。
最後に
紫キャベツ水溶液を作ることで、お家にあるものが酸性なのか、アルカリ性なのか簡単に調べることができます。気になるものをぜひ調べてみてくださいね。