多肉植物を観察してみよう!

多肉植物とは?

多肉植物は葉、茎または根の内部に水を貯めこむ植物の総称です。砂漠のような乾燥した地域に生育するものが多いです。

多肉植物を増やす方法

多肉植物に限らず、多くの植物は種を作る以外の方法で仲間を増やすことができます。
それは、根や茎、葉などの「栄養器官」と呼ばれる部位から仲間を増やす方法で、「栄養生殖」と呼ばれています。

今回は多肉植物が葉から増える様子を観察してみましょう!
※植物の種類によって難易度が変わりますので、色々な植物で試してみることもオススメです。

実際に増やしてみよう!

今回は、多肉植物のグラプトベリア属「初恋」とエケベリア属「ピーチプリデ」の2つを用意し、葉から仲間を増やす「葉挿し」という方法に挑戦します。
多肉植物の葉挿しは室内で手軽にできて観察しやすいのでオススメです。

最初にどのような生え方をするのか予想してから取り組むとより面白いですよ。

準備するもの

・多肉植物(ホームセンターやガーデンセンターで入手可能)
・乾いた土
・小さい容器

方法

①葉をもぎとる
下の方の葉を指でつかみ、優しく左右に揺らすと簡単に取れます。

②容器に乾いた土を入れて、その上にもぎ取った葉を乗せ、葉の切り口に軽く土が触れるようにします。明るい日陰(室内の窓際など)に置き、どのように増えていくのか観察してみましょう。

今回の結果

〈10日目の様子〉
「初恋」の切り口から何か白いものが出てきました!ここからどのように変化するのか楽しみです。「ピーチプリデ」の切り口は心なしか黒ずんできています・・・。

〈14日目の様子〉
「初恋」の切り口から根が出てきました。最初に出ていたのは新芽だったのですね。
「ピーチプリデ」はまだ何も出てきておらず、葉がぷにっとしてきました。

この続きは、実際に挑戦して自分の目で確かめてみてください。

今回挑戦してみた結果、水やりの手間が無く、非常に手軽に観察を楽しむことが出来ました。

観察後に育てる方法

新芽がしっかりと生えてきたら(元の形状と似たような見た目になったら)土に植え付けて、そのまま育ててみましょう!

①新芽がギリギリ顔を出すくらい深めに植えて水やりをします。

②土が完全に乾いてから水やりをして管理します。

③生育が安定したら鉢に植え替えて通常通りの方法で育てます。

自由研究のネタとしてだけではなく、1人暮らしの社会人の方にもオススメです。ぜひ、育てる喜び、観る感動を味わってください。

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