栽培の秋
~これからの季節にオススメの栽培作物~

栽培の秋

じめじめとした厳しい暑さがようやく落ち着き、段々と過ごしやすい季節になってきました。食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋など、秋と結びつく言葉はたくさんありますね。夏ほど暑すぎず、冬ほど寒すぎず、人間にとって快適なこの季節は、植物にとっても快適な季節です。今年は、「栽培の秋」として家庭菜園を始めてみてはいかがでしょうか。

秋植えの野菜とは?

秋植え野菜とは、9~11月に種をまく、もしくは苗を植える野菜のことを指します。植えてから収穫するまでの期間は、作物により様々ですが、早いもので2カ月、遅いもので6カ月程度かかります。今回は、栽培初心者の方にオススメの栽培期間が比較的短くプランターでも十分育てられる作物をご紹介します。

葉物野菜

シュンギク(キク科)

生育が早く丈夫なので、夏の暑い時期を除いて1年中栽培できる野菜です。
シュンギクの種は発芽するために光を必要とするので、種まきの際は薄く土をかぶせましょう。

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チンゲンサイ(アブラナ科)

春に種まきして夏前までに収穫する「春まき」と秋に種まきして11月中旬頃までに収穫する「秋まき」があります。初めて栽培される方には、「秋まき」が栽培しやすく立派に育つため、オススメです。
育て方はこちらから

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コマツナ(アブラナ科)

暑さ、寒さに強く生育が早いのでほぼ1年中栽培できます。
特に、秋から冬にかけての時期が栽培しやすく、質の良いものができます。

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ホウレンソウ(アカザ科)

低温に強く、寒さに耐えた冬どりホウレンソウの味は、甘みが強く格別です。

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ミツバ(セリ科)

ミツバの種は吸水しにくいので、一昼夜、水に浸してからまくと発芽率が良くなります。
また、ミツバの種は光を好むので、土は薄く覆いましょう。
発芽まで2週間ほどかかるので、それまで土を乾かさないようこまめに水やりをします。

次回以降のコラムで紹介


根野菜

カブ(アブラナ科)

冷涼な気候を好むため、春と秋の栽培に適していますが、低温条件に置かれると子孫を残すために、花芽ができます。花芽ができると、本来可食部に届くはずの栄養が花芽にとられ、食味が落ちてしまいます。この性質は品種による差が大きいため、栽培時期にあった品種を選びましょう。

ラディッシュ(アブラナ科)

生育期間が短いことからハツカダイコンとも言われ、様々な色や形の品種があります。
1年中栽培可能ですが、特に春と秋が栽培しやすく、種をまいてから30日程度で収穫できます。

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最後に

以上、栽培初心者の方にオススメの比較的育てやすい秋野菜をご紹介しました。
秋野菜の栽培に興味のある方は、ぜひお近くのホームセンターやガーデンセンターで、種や苗を探してみてください。
栽培が初めての方には、種ではなく苗から育てることをオススメします。
次回のコラムでは、ミツバの育て方をご紹介する予定です。