イラガ
発生生態
中型のチョウ目昆虫で、果樹や庭木などに発生します。毒針をもち、誤って触れてしまうと、激しく痛みます。痛みは30分~数時間程度続きます。繭(まゆ)で越冬し、初夏に羽化、交尾産卵し、6月頃から幼虫が発生し始めます。幼虫初期は集団で葉を食害し、中齢以降は単独で行動します。なお、繭(まゆ)の中の終齢幼虫は玉虫と呼ばれタナゴ釣りのよい餌になります。
発生時期
5〜8月(6月と8月の2回幼虫の発生が見られます。)
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
発生しやすい作物
カキ、庭木(サクラ、サザンカ、ツバキ、ベリー類)など
手軽にできる防除法
繭(まゆ)の時につぶします。
防除のコツ
幼虫初期に防除すると、食害が少なく薬剤の効果も発揮されやすいです。
薬剤
※事前に適用対象作物、使用方法等をご確認の上、農薬登録内容を守ってご使用ください
病虫害辞典