ネキリムシ

幼虫
食害を受けて茎を切られたブロッコリー

発生生態

根を切るように植物に被害をあたえるので、ネキリムシと呼ばれます。カブラヤガやタマナヤガという蛾の仲間です。
発芽直後や定植直後の作物の茎を次々と食害し、欠株となるため、1頭でも大きな被害となります。昼間は土中に潜っていますが、夜間になると地中に出てきて作物を食害します。周辺の雑草地から成虫が飛んできて産卵します。
また、前作から間を置かず次の作物を栽培すると、前作に寄生していたネキリムシにより被害が出ることもあります。

発生時期

  • 1月
  • 2月
  • 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月

発生しやすい作物

アブラナ科作物、ねぎ、たまねぎ、ダイズ、とうもろこし

手軽にできる防除法

昼間は土中に潜っているので、被害を受けた株周辺をほると、幼虫が見つかるので、見つけ次第捕殺します。雑草地などの発生源をなくすのも効果的です。

防除のコツ

発生初期に防除します。

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