ハマキムシ
発生生態
チョウ目ハマキガ科の蛾の幼虫の総称で、名前の通り、葉を丸めてその中に住み着く習性があります。幼虫は葉や芽、果実を食害し、成熟幼虫は果実の中に入り込む種もいるため、生育抑制や収穫量の減少、奇形や落果に繋がります。成虫は夜に行動して多くの卵を産みつけ、成長サイクルも早いため継続的に防除を行う必要があります。代表的なハマキムシはチャハマキやチャノコカクモンハマキです。
発生時期
4~11月
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
発生しやすい作物
果樹、チャなど
手軽にできる防除法
卵が産みつけられている葉や幼虫の住処となっている葉はすぐに摘み取ります。その周辺も葉や枝も処分します。
また、作物全体を防虫ネットで覆うと産卵できなくなるため、被害を抑えることができます。
防除のコツ
発生初期に浸透移行性の薬剤で防除を行うようにします。
薬剤
※事前に適用対象作物、使用方法等をご確認の上、農薬登録内容を守ってご使用ください
病虫害辞典