ハダニ類

ナミハダニ成虫

発生生態

昆虫ではなく、クモの仲間で、針状の口で植物を食害します。卵から孵化後、10日程度で成虫になり、1頭のメスは生涯に200個以上の卵を産みます。そのため、増殖が非常に速く、大発生すると最終的には作物が枯れてしまいます。発生の初期症状として葉のカスレ症状があります。発生が多くなると、ハダニが吐出する糸で植物が覆われます。

発生時期

4〜10月(ハウスでは1年中)

  • 1月
  • 2月
  • 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月

発生しやすい作物

ウリ科(キュウリ、メロン、スイカ)、花、バラ科(イチゴ、リンゴ、ナシ)、マメ類など

手軽にできる防除法

ある程度の発生があると、天敵(カブリダニなど)が発生してきます。天敵に対して影響がある農薬を散布すると、逆にハダニ類が増殖することがあります(リサージェンス)。

防除のコツ

一度発生すると被害が大きくなるため、発生初期に防除しましょう。

薬剤

※事前に適用対象作物、使用方法等をご確認の上、農薬登録内容を守ってご使用ください
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