パッションフルーツ

栽培暦

栽培日誌

  • 潅水
  • 散布

<パッションフルーツ 定植前の準備>

作業その1:培土の準備
まずは培土と植え付ける容器の準備です。
近くのホームセンターで有機質の多い元肥入り園芸用培土、腐葉土、鹿沼土(中粒)、完熟牛糞ペレット、苦土石灰、および30L容量のポットを購入。
下記の割合でよく混ぜました。

〔使用培土〕
園芸用培土(元肥入り、有機質多) 4割
腐葉土 3割
鹿沼土 2割
完熟牛糞ペレット 1割
苦土石灰 軽くひと握り

作業その2:土づくり
ポットの底に鹿沼土を数cm敷き詰め、上記の培土をポットの縁から下3cmぐらいまで入れました。
パッションフルーツは排水性の良い環境を好みますので、今回は予め有機質や鹿沼土・赤玉土などが多めに入っている培土を選びました。
ポット数が多かったので、資材購入と搬入、そして培土混合が大変でした。
これでひとまず下準備は完了。

苗はすでに購入しているので、あとは植え付けをするだけです。
苦土石灰を入れているので、3週間ぐらい馴染ませてから植え付けをする予定です。

<パッションフルーツ 定植>

今年はサニーシャインという品種にしました。
サニーシャインは果皮が紫色で、糖度が17~18度と甘みが強く、香りがよい品種のようです。
また、酸味が少なく生食でも食べやすく、やや大きな実で平均果重は110g程度になるようです。2週間毎にジャストワン液肥をあたえる予定です。

<パッションフルーツ 定植8日目>

定植から8日が経過しました。
順調に生育しています。

<パッションフルーツ 潅水装置の設置>

潅水装置をパッションフルーツのポットに設置しました。
家庭菜園をすると一番面倒なのが水やりです!
少しでも楽をしたい私は、ネットで自動潅水装置を見つけ、事前に購入しておきました。

〔吸水口側〕
潅水装置本体の吸い込み口(IN)にチューブ大をセットし、水の吸い込み口にフィルターを取り付け、給水タンクへ入れます。
水吸い込み口が浮いてこないように、水中重りを付けます。

〔水給液側〕
水給液側(OUT)にも同じくチューブ大をセットし、その先に口径変換ジョイントを取り付けます。
さらにその先にチューブ小をつなげます(写真1)。

潅水装置本体から来た本管チューブをポット毎にT型ジョイントを用いて次々つなげて行きます。
チューブのエンドには潅水ノズルを付けて水が出ないように締め付けます。
T型ジョイントの短い方に、潅水チューブと潅水ノズルを取り付け、これで配管完了です。

今回は水が8方向へ線状に飛び出るタイプのノズル選びました。
ノズルから出る水の量は、ノズルの先を回すだけで簡単に調節ができます。
オモチャみたいに見えるのですが結構馬力があって、ノズルの先を閉め忘れると水が勢いよく飛び出してしまいます。

あとは1日当たり、株当りの潅水量と潅水回数を設定するだけです。
パッションフルーツの株がまだ小さいので、取り敢えず1日株当り500mLを5回(8時、10時、12時、14時、16時)に分けて潅水するように設定しました(100mL/回)。
これで様子を見てみます。
潅水装置はソーラーパネルを使って充電するので、庭の好きな場所におくことができます。

<パッションフルーツ 定植35日目>

この期間は当社「ジャストワン液肥」100倍希釈液を1~2週間間隔であたえました。
また花芽の促進・充実を図る目的で「ホスプラス」1000倍希釈液を2週間間隔で散布しました。

そして、そのパッションフルーツに花芽が付きました。

<パッションフルーツ 定植49日目>

花芽は全部で4つ見つけました。

さらに7日後の写真です。
1週間で結構大きくなりました。右下にアリさんも写っています。
パッションフルーツにはたくさんのアリさんが蜜を吸いにやってきます。
葉の付け根や蕾に蜜腺があり、甘い蜜が出ています。

<パッションフルーツ  定植58日目>

パッションフルーツがとうとう花を咲かせました。

4輪咲いていました。
いつ見ても時計みたいに変わった花だなーと思います。

受粉のために一部雄しべが取れていますが、ちゃんと受精できるようにしっかりと雌しべに擦り付けました。
受精していれば、翌日の雌しべには艶が出ているそうです。

<パッションフルーツ 定植87日目 収穫>

4月下旬に定植したパッションフルーツが定植から87日目。
その間、生育に合わせて当社「ジャストワン液肥」100倍希釈液をあたえてきました。

6月下旬に4つ咲いた花の内の1つがとうとう実になりました。
収穫にはちょっと早そうですが、食べてみました。
まだ酸味、甘み共に少ないけど、トロピカルな感じで美味しかったです。