ズッキーニ

栽培暦

栽培日誌

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<ズッキーニ 播種(播種日:2022年3月16日)>

ズッキーニはペポカボチャの1種で、 カボチャの仲間です。 植物体の見た目も私の知っているかぼちゃと 随分違うのでびっくりです。果皮の色が異なる2品種の栽培を始めました。 果皮が濃黄色となるオーラム、 濃緑色のダイナーを栽培します。
育苗は温度管理のしやすいハウスで行います。

<ズッキーニ 播種7日目>

ダイナーはほぼ発芽し子葉が展開しています。オーラムは種の袋にも記載がありましたが かなり発芽率が低そうです。
今週は先週に比べて気温が低いので ハウス内とはいえ少し温度が下がるのも 影響しているのでしょうか。
定植に適した大きさまで ハウス内で大事に育苗します。

<ズッキーニ 播種19日目>

天気の良い日が続き、本葉が3~4枚展開するほど生長しました。ダイナーは少し葉焼けしたものがありますが、どれも元気に育っています。オーラムは発芽が遅く発芽率も悪かったので、2株だけとなりました。表面が白くなっていますが、病気ではなく模様のようです。 来週あたりに定植できるように準備します。

<ズッキーニ 播種22日目 畑準備>

例年この時期は畑が乾かないのですが、今年は水はけを良くするために畑の周りに溝を掘ったので良く乾きました。
1週間ほど前に十分量の石灰と肥料をまき、何度か耕しています。
今日は、定植を行う前に畝たてを行いました。使用する畑は水分の持ちが良いので、高畝にして水はけを良くします。
さらに、まだ涼しい季節なのでマルチを張って地温を高くします。中央に写る2畝のうち、1畝にズッキーニの苗を定植する予定です。

<ズッキーニ 播種26日目 定植>

少しずつ気温が上がってきたので、晴天の午前中に定植を行いました。
定植の前にそれぞれの苗にたっぷりと水やりし、株間を空けてやや浅植えにします。
定植後も畑の土と馴染むように水やりしました。これからどんどん大きくなるので仮の支柱を立てます。

さらに、鳴門はまだまだ寒く、風もあるので、保温と防風、防虫のために培養土が入っていた袋を使い、あんどんを施しました。
これで活着するまで様子を見ていきます。

<ズッキーニ 定植15日目>

寒さも落ち着き、苗が活着して大きくなってきたので、あんどんを取り除きました。
大きさは定植時の倍以上になり、花芽がちらほら見え始めています。
ダイナーは緑、オーラムは黄色の実となるので、この時点で色の違いが見えます。
様子を見ていると、この数日後、連日の雨と寒さにやられたのか少し元気がなくなっていました。
次回は少しずつあんどんをずらして、苗を慣らすようにしようと思います。

<ズッキーニ 定植28日目>

雌花の開花が見られてきましたが、雨が続き、花粉を媒介してくれる益虫が出ない状況のため、人工授粉を行うことにしました。
早朝、花の根元に実がついている雌花に雄花の花粉を擦り付けて授粉します。
既に授粉のタイミングを逃している雌花は枯れてきているので分かりやすいです。上手く授粉できているか楽しみです。

<ズッキーニ 定植35日目>

未授粉の実が大きくなってきました。 受粉が出来ていないと、写真のように先端が細くなってしまいます。
このまま収穫せずに置いていても一定の大きさ以上にはならず、他の実の成長に必要な養分を奪ってしまうので収穫します。
収穫した実は先端を切って残りを食べます。また、風通しが良くないと生育の妨げや病気にかかりやすくなるので、垂れてきた葉はカットしました。収穫を開始したので、株元に追肥をあたえました。

<ズッキーニ 料理①>

収穫した未授粉のズッキーニ(ダイナー)を使ってハンバーガーを作りました。
パン教室で作ったベーグルにバターを塗り、レタス・トマト、オリーブオイルで焼いたズッキーニ、アボカド、スライスしたニンジンのマヨ和え、 バーベキューソースで味付けしたハラミ、目玉焼きをのせて、チリソースをかけて完成。
ズッキーニの果皮部分の歯ごたえが良く満足感いっぱいのバーガーとなりました。

<ズッキーニ 定植38日目>

人工授粉を開始してから10日経ちました。自分の手で授粉させた実(ダイナー)は綺麗な形で大きくなってきました。
私の手が親指から中指まででおよそ15cm程度で、まだ少し小ぶりですが収穫しました。
天気によって授粉出来ない日が続きますが、毎日様子を見るようにします。

<ズッキーニ 定植42日目>

ついに良いサイズの実(ダイナー)が採れ始めました。サイズは20cm以上で、未授粉の時よりも収穫までの日数が短いからか果皮の色が淡い緑です。

最近は晴天が続き、植物の生長や開花に伴って虫たちが続々と集まってきています。
ヨトウムシやアザミウマ、コナジラミ…害虫を放置していると食害のおそれもあるので、適切な農薬の散布と追肥を行いました。

<ズッキーニ 定植45日目>

ついに、待ちに待ったオーラムの収穫が始まりました。オーラムは、ダイナーに比べて、雌花が咲き始めるのは早かったのですが、病気等に弱いこともあり、なかなか収穫できるような実が出来ませんでした。貴重な黄色のズッキーニは大事に食べたいと思います。

<ズッキーニ 料理②>

たくさん収穫出来ましたので、ズッキーニを使った料理をいくつか紹介します。今回はガパオ風ライスを作りました。
フライパンにオリーブオイル、ショウガとニンニクのすりおろしを入れて弱火で熱したところに挽肉、玉ねぎ、ナス、トマト、ズッキーニの順に加え、炒めていきます。 醤油・酒・砂糖・ナンプラー・塩・みりん・ケチャップをいれて少々煮込んで完成。
ご飯の上にかけて目玉焼きを添えました。濃い目の味付けの料理では、食感やみずみずしさがアクセントになり、とても美味しかったです。

<ズッキーニ 料理③>

ズッキーニと茄子の揚げ浸し。輪切りにしたズッキーニと茄子を油で揚げて、みりん、ショウガ、醤油、だしの素を入れて混ぜ、少し水で薄めて、揚げた野菜を漬け込みます。ズッキーニは揚げてもホクホクして、とっても簡単で美味しいのでオススメです。私はお弁当のお供にしました。

<ズッキーニ 料理④>

お弁当のおかずにズッキーニの肉巻きを作りました。 ズッキーニを縦に4等分、長さを5 cmにして豚肉を巻いて片栗粉をまぶします。 サラダ油で焦げ目がつくように焼き、味噌、みりん、しょうゆ、酒、砂糖で照りが出るまで煮絡めます。ごはんが進む美味しさでした。

<ズッキーニ 料理⑤>

ガーリック系が食べたかったのでガーリックバター炒めを作りました。ジャガイモはチンして皮をむき、くし切りにして、ズッキーニ、ベーコン、ヤングコーンは火の通りやすい大きさにカットします。 フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて熱し、ズッキーニ、ベーコン、ヤングコーン、ジャガイモの順に炒め、最後にバターと塩コショウをかけて完成。お酒のあてにもぴったりです。

<ズッキーニ 料理⑥>

ズッキーニのスープを作りました。ズッキーニと玉ねぎを火の通りやすい大きさに切り、バターで炒め、ある程度火が通ったらコンソメと炒めた野菜が浸かる程度の水を入れ、全体がしんなりするまで少し煮詰めます。粗熱を取ったらミキサーにかけ、鍋に入れ直して、牛乳を加えて温めます。塩コショウで味を調えたら完成。ズッキーニは主張が強くないので 、玉ねぎの甘さが引き立ちました。

<ズッキーニ 料理⑦>

少し変わった食べ方をしたかったので、今回はガレットにしました。ジャガイモとズッキーニを千切りにし、薄力粉をまぶして塩コショウをふり混ぜます。少しだけ水を入れ、とろけるチーズも加えてよく混ぜます。 オリーブオイルを熱したフライパンに生地を広げて焼いて完成。ジャガイモのホクホク感とズッキーニの少しシャキッとした感じがよく合いました。

<ズッキーニ 料理⑧>

ズッキーニは生でも美味しく食べられるので、今回はさっぱりサラダにしました。ズッキーニを薄くスライスし、人参、キャベツを千切りにします。軽く塩コショウをして、レンジでしんなりするまでチンします。 温かいうちにごま油とだしの素を入れて混ぜ合わせ、そのまま少しおいて 馴染ませたら完成です。副菜にぴったりです。

<ズッキーニ 料理⑨>

ズッキーニの形を活かした料理をつくります。ズッキーニを縦半分にカットし、中身をスプーンでくり抜き、くり抜いた外側をラップで包みレンジでチン。くり抜いた中身はみじん切りにしておきます。玉ねぎとベーコンを火の通りやすい大きさにカットし、オリーブオイルで玉ねぎ、ベーコン、ズッキーニのみじん切りを炒めます。コンソメ、塩コショウで味つけしたものをズッキーニの外側に詰めて、とろけるチーズをのせてトースターで焦げ目がつくまで焼いて完成。ホクホクトロトロで美味でした。