ラッカセイ

栽培暦

栽培日誌

  • 潅水
  • 散布

<ラッカセイ 定植(定植日:2021年5月30日)>

5月下旬に近くの種苗店でラッカセイの苗を購入しました。購入した品種は、ジャンボラッカセイ「おおまさり」です。実の大きさが通常の2倍になるそうです(これはいい)。

土づくりは、定植の2週間以上前に苦土石灰を1㎡当たり約200gまいてよく混ぜ、1週間前に化成肥料(N-P-K=8-8-8,%)を1㎡当たり約100gまいて再度よく混ぜて、その後定植しました。

定植後は花芽の充実を目的に、当社亜りん酸液肥「ホスプラス」1000倍希釈液を2週間間隔で葉面散布し、6月中旬に黄色の花が咲きました。

追肥として1㎡当たり約30gの化成肥料(N:P:K=8:8:8)をまき、土の表面を小さなクマデなどを使って柔らかくしました。土の表面を柔らかくすることで、水分や養分、酸素を根から吸収しやすくすると同時に除草も兼ねています。その後は小さなシャベルなどで株元へたっぷりと土寄せしました。

<ラッカセイ 定植60日目>

ラッカセイは花が咲いたあと、花のすぐ下から「子房柄(しぼうへい)」と呼ばれる細い枝のようなものが伸び出てきて、その先が土中に潜り込み、その先端に実がつく変わった作物です。土を柔らかくしておくと、子房柄が潜りやすくなる効果も期待できます。

子実の肥大にはカルシウムが必須なので、当社カルシウム肥料「カルプラス」1000倍希釈液を花が咲いてから2週間間隔で葉面散布しました。

<ラッカセイ 定植90日目>

地上部の生育が旺盛過ぎて隣のポットまで子房柄が伸びています。収穫は10月中旬以降になると思います。

<ラッカセイ 定植125日目>

収穫前のラッカセイが気になって少し土を掘ってみました。 すると大きなラッカセイの殻が出て来ました。

試しに殻を割って見ると、中から約2cmの大きな実が2つ出てきました。 味見したかったので茹でて食べてみると、香ばしくて美味しいではありませんか! 収穫する日が楽しみになってきました。

<ラッカセイ 定植140日目>

プランターに植えたラッカセイが開花から90日目を迎えたので収穫しました。2株植えたのですが、一株目はちょっと小さくて、付いているラッカセイも少なめでした。もう一つの株は大きく生長していました。ほぼ1株での収穫量になりました。

根にはたくさんの根粒菌がびっしりと着生していました。豆類は根粒菌と共生して窒素栄養分を補給できるため、とても良い状態だといえます。

品種が「おおまさり」だけあって大粒の実がたくさん付いていました。これは亜りん酸液肥「ホスプラス」の根を丈夫にしてたくさんの莢を付けさせる効果があったかも知れません。

収穫したラッカセイは早速塩茹でにして食べて見ました。このラッカセイ(おおまさり)の最大の特徴はその大きさにあります。なんと普通の落花生の約2倍の大きさになります。食べると甘みが舌の上に広がり、鼻から抜ける香ばしい香りに食べる手が止まりません。大きい実はホクホクとして食べごたえがあり、濃厚まろやかで大変美味しいラッカセイでした。また、来年も栽培したいという気になりました。