トウガラシ

栽培暦

栽培日誌

  • 潅水
  • 散布

<トウガラシ 播種(播種日:2023年4月26日)>

種の見た目はピーマンの種に似ていますね。用意した品種は、黄トウガラシ、紫トウガラシ、島トウガラシ、インドジン・ウソツカナイの4種類です。紫トウガラシは甘めで、他の3品種は全て辛いトウガラシです。1cmの深さの穴に種を2~3粒ずつ播き、軽く土を被せてから、たっぷり水をあたえました。

<トウガラシ 播種9日目 発芽>

芽が出てきました。

<トウガラシ 播種16日目 間引き>

子葉が完全に開いて、本葉が見え始めました。少し早いですが、2本以上の芽が生えてきたポットは、元気な1本を残して間引きしました。

<トウガラシ 播種32日目 4葉期>

苗の生育は順調。おおよそ4葉期です。定植適期まではまだまだかかりそうです。

<トウガラシ 播種57日目 定植適期>

だいぶ大きくなってきました。そろそろ定植しないといけません。

<トウガラシ 播種63日目 定植>

深めのプランター(縦31 cm×横69 cm×高さ38 cm)を用意し、定植を行いました。「深め」がポイントです。大量の土が必要になるので、土が重くて作業が大変な場合は、「軽さ」を特長とした培土を用意すると楽です。この大きさのプランターなら、プランター1個あたり2株が最適ですが、島トウガラシ以外は欲張って3株植えました。支柱を立てて、誘引テープを巻き、たっぷり水をあたえました。

<トウガラシ 定植14日目 1番果の摘み取り>

紫トウガラシに1番果が着き始めました。養分が吸い取られてしまうので、1番果は摘み取ります。

<トウガラシ 定植22日目 生育期>

だいぶ大きくなりました。紫トウガラシは早くも複数の実ができています。追肥として、100倍希釈したジャストワン液肥をジョウロであたえました。追肥間隔は、様子を見て、週1から隔週で調整しています。

<トウガラシ 定植32日目 着果>

まだ未成熟ですが、全ての品種で実が着いていました。

<トウガラシ 定植35日目 剪定>

だいぶ生い茂ってきたので、遅いですが剪定しました。分かりにくいですが、3本仕立てになっています。インドジン・ウソツカナイは後日、さらに剪定します。

<トウガラシ 定植58日目 収穫①>

インドジン・ウソツカナイと紫トウガラシを収穫しました。インドジン・ウソツカナイは、緑色の未成熟果のまま収穫し、カレーの箸休めなどとして生で食べることができる品種です。辛さには当たり外れがあり、ロシアンルーレット気分。紫トウガラシは、成熟させるほど甘くなる品種で、成熟とともに紫色から緑色を経て赤色に変化します。どの段階でも食べることができます。シシトウやピーマンの食感に似ています。

<トウガラシ 定植68日目 収穫②>

黄トウガラシを収穫しました。緑色の未成熟果を経て、黄色に成熟してから収穫するので、インドジン・ウソツカナイや紫トウガラシよりも、収穫時期が少し遅めでした。これは乾燥させて一味にする予定です。ご家庭の場合、自然乾燥させますが、研究所特有のズルをして、高温乾燥器に入れます。

<トウガラシ 料理①>

黄トウガラシが乾燥しきったので、種を取り除いて、ミキサーで粉末状にして一味を作りました。粉末にする際は手袋の着用をオススメします。言わずもがな、作業した手で目を擦らないよう気をつけてください。とにかく辛さだけを追加したい辛い物上級者さん向けです。辛さ★★★★☆ 風味★☆☆☆☆

<トウガラシ 料理②>

島トウガラシが熟して赤色になってきたので、収穫しました(定植77日目)。他の3品種よりも、収穫開始時期が一段と遅かったです。
生で実食してみたところ、かなり辛かったので、生食はオススメしません。辛さ★★★★★。ということで、沖縄文化に倣って、コーレーグース(ピリッと辛い調味料)なるものを作成します。
①よく洗う
②水をしっかり拭き取る
③煮沸した瓶に入れて、泡盛(または焼酎)に漬ける
④2週間~1カ月間待つ
泡盛が無かったので、市販の小さい焼酎を買ってきました。真っ赤に成熟したものが少なかったので、ちょっと成熟が足りない黄色の実も混ざっています。このまま冷蔵庫に静置。

<トウガラシ 料理③>

以前作った黄一味が辛さに極振りしていて、汎用性に欠けたので、数日前に収穫したインドジン・ウソツカナイの成熟果(赤色)で再チャレンジしました。辛味は僅かにあるものの、辛い料理にかけると、ほとんどマスキングされてしまうくらい辛さが立たない一味となってしまいました。トウガラシの風味だけ感じたい辛い物初心者さん向けです。辛さ★☆☆☆☆ 風味★★★☆☆。定植が少し遅めだったので、収穫は8月から11月まで行うことができました。これにて栽培終了です!