カボチャ
栽培暦
栽培日誌
- 潅水
- 散布
水量 | 500ml | 1L | 2L |
---|---|---|---|
倍数 | |||
100 | 5 | 10 | 20 |
200 | 2.5 | 5 | 10 |
500 | 1 | 2 | 4 |
1000 | 0.5 | 1 | 2 |
<カボチャ 播種(播種日:2022年3月16日)>
4品種の栽培を始めました。セイヨウカボチャの雪化粧南瓜、栗えびす、坊ちゃん 、ニホンカボチャのバターナッツです。 それぞれ1ポットに1粒を播種しました。 どれも見た目や大きさ、形がそれぞれで これからの栽培が楽しみです。 育苗は温度管理のしやすいハウスで行います。
<カボチャ 播種7日目>
少しずつ発芽してきました。ウリ科らしい子葉で見分けがつかないです。 定植までハウス内で栽培しながら 畑の準備を行います。
<カボチャ 播種19日目>
天気の良い日が続いたおかげで、想定よりも早く生育が進み、本葉が3枚程度展開。
栗えびすの発芽率は90%以上と高かったのですが、他のカボチャは発芽率が良くありませんでした。 要因としては、種の発芽率の違いや水をあたえる頻度が多かったなどが考えられます。
<カボチャ 播種21日目>
3月31日に苦土石灰をまいて耕し、土壌pHを調整しました。
今日は、定植の約1週間前となったので、畑に肥料をまき、耕耘をしました。 さらに、地面を這わせる露地栽培を行うので、今後の栽培を楽にするためにマルチングを行いました 。
鳴門は風が強いので、マルチが吹き飛ばないか時々様子を見る予定です。
<カボチャ 播種26日目>
定植を行いました。ツルを左右に広げて栽培するので、株間は狭めの設定です。 マルチを張った後、マルチの隙間に穴を掘り、害虫防除のための薬剤を必要量処理しました。
しっかりポットに給水しておいた株を、深植えにならないように定植。防風対策と保温効果を期待してあんどんを作り、それぞれの株を囲いました。
<カボチャ 定植15日目>
定植した苗が活着し、どのカボチャの株も本葉が5~6枚に展開したので、先端を摘芯しました。 写真は坊ちゃんです。根元から数えて5節目と6節目のところで切り離しました。まだ少し涼しいですが、元気に育ってほしいです。
<カボチャ 定植28日目>
摘芯してから2週間程度が経過しました。寒さがあるためゆっくりではありますが、子づるが伸びて葉も茂ってきました。バターナッツと栗えびすでは本葉の形が異なっていて違いが分かりやすいです。
<カボチャ 定植43日目>
前回の報告以降雨の日が続きましたが、やっと晴れの日。雨の日が続いたので、人工授粉は出来ていなかったのですが、坊ちゃんとバターナッツは実がついてきていました。この2種は雌花、雄花の距離が近いので 、虫が花粉を媒介してくれたようです。
<カボチャ 定植45日目>
子づるが十分伸びてきたので、生育の揃った子づるを2~3本選び 、誘引を行いました。ちらほら見えている結実した実は、適切な節目よりも早い節で結実したので、取り除きました。適切な節目以降の雌花には人工授粉を行います。
<カボチャ 定植57日目>
カボチャの開花時間は長くないので、10時頃までに授粉処理を行います。雌花と雄花は花の下のふくらみの有無と、雌しべ・雄しべの分裂の有無で見極めます。雄花から雄しべをむき出しにして、雌しべの先に花粉をつけていきました。
バターナッツは以前見つけた実がぐんぐんと大きくなっており、その付近でも複数の実が結実していました。
<カボチャ 定植60日目>
虫たちに受粉してもらった坊ちゃんは小柄なサイズですが、すっかりカボチャらしい色見や形になってきました。 栗えびすや雪化粧も実が大きくなってきており、授粉処理が上手くできていたみたいです。
授粉処理できなかった実は黄色くなっていたので切除しました。やはりこの時期は授粉処理が必要ですね。雨が続きますが、出来る限り授粉をしてあげます。
<カボチャ 定植70日目>
ある程度大きくなったものから果実の下に野菜用マットを敷き、水腐れや病害虫、 着色不良の予防を行いました。収穫まで見守っていきます。
<カボチャ 定植88日目>
それぞれの品種で果実が大きく育ってきました。
無事に大きくなっていると思いきや、今年は特に暑いのか、この数日で果実周辺の葉が枯れ、畑で野ざらしとなっているカボチャたちは予想より日焼けしています。
このままでは見た目が悪いだけでなく、腐る原因になってしまいます。急遽、新聞紙で果実を覆うことにしました。これだけでも直射日光を防げるので効果があるそうです。
カボチャのヘタの部分がコルク化してきたので収穫を行いました。 コルク化は縦に筋が入る、収穫の合図です。ヘタの部分を3 cm程度残してカットしました。バターナッツは、収穫時期の果実の果皮が濃いクリーム色になっていますね。
収穫したものは涼しい場所で1週間以上乾かして、キュアリングを行います。これにより保存性を良くさせます。乾かした果実は料理をしていきたいと思います。
<カボチャ 料理①>
収穫したバターナッツを使ってかぼちゃポタージュを作りました。バターナッツは通常のカボチャと比べて、ねっとりとしていて崩れやすいので、スープやお菓子に向いているみたいです。
①小さくカットしたバターナッツをバターで炒め、火が入ってきたら浸かるくらいの水とコンソメを適量入れて煮込む。
②しっかりと火が入ったら粗熱を取り、ミキサーでしっかりと潰す。
③鍋に戻して沸騰しない程度に再度温め、牛乳と塩コショウを加えて完成。
とても濃厚&甘みたっぷりで美味しかったです。
<カボチャ 料理②>
バターナッツの形を活かして丸ごとグラタンを作りました。
①バターナッツを縦半分にカットし、種を取り除いてラップに包み、軽く電子レンジで温める。 中身をくり抜いて器として使用。
②玉ねぎを薄切り、ベーコンを短冊切りにしてバターで炒め、塩で味付け。しんなりしたら薄力粉を加えて馴染ませ、少しずつ牛乳を投入。とろみがついたら火を止る。
③②と取り除いたカボチャを混ぜてカボチャの器に入れ、チーズをのせてオーブンでこんがりするまで焼く。
④最後に塩コショウ、バジルをふりかけて完成。
バターナッツが甘いのでかなり濃厚でした。
<カボチャ 料理③>
栗えびすを使って味噌バター炒めとカボチャたっぷり味噌汁を作りました。
①カボチャ、玉ねぎ、キャベツ、ニンジン、豚肉を火の通りやすい大きさにカット。
②カボチャを軽く電子レンジで温める。
③サラダ油で豚肉を軽く炒めて一度取り出す。玉ねぎ、人参、キャベツの順に炒め、かぼちゃ、豚肉を加えて火を通す。
④みりん、酒、砂糖、味噌を加えて味付けし、最後にバターを加えて馴染ませたら完成。
味噌汁は家にある材料とカボチャで具だくさん味噌汁にしました。 味噌バターはあまじょっぱくてご飯が進みました。味噌汁は体に染みる美味しさでした。
<カボチャ 料理④>
バターナッツはデザートに最適、ということでプリンを作りました。
①バターナッツを輪切りに4等分し、種を取り除いて電子レンジで温める。
②中身をくり抜いてよく潰す。※ここで裏ごしすると滑らかなプリンになります。
③温めた牛乳に砂糖を溶かし、カボチャ、生クリーム、卵黄を加えて良く混ぜる。
④器に注ぎ、お湯を張ったオーブンで焼いて完成。
<カボチャ 料理⑤>
揚げ物が食べたくなったのでハムではさみ揚げを作りました。
①栗えびすを一口サイズにカットし、レンジで竹串が通るくらいに温める。
②ざっくりと潰してとろけるチーズと混ぜて塩コショウで味付け。
③ハムで挟んで小麦粉、卵、パン粉をつけて 焼き色がつくまで揚げ焼きにして完成。
<カボチャ 料理⑥>
今日はカボチャクリームパスタを作りました。
①栗えびすを一口サイズにカットし、 レンジで柔らかくなるまで温める。
②フライパンにバター、すりおろしニンニクを加え、 ウインナーを炒めてからカボチャも崩しながら弱火で炒める。
③水、コンソメを入れてカボチャが崩れるまで煮る。
④塩コショウ、牛乳を少し加えて味付けをし、茹でたパスタと和えて完成。
甘いカボチャが最高でした。