ローズマリー

肉料理や焼き菓子の香りづけやポプリでの利用など、暮らしに役立つ育てやすいハーブです。 立ち性ほふく性がありますので、お庭の状況に応じて選ぶとよいでしょう。また、比較的容易に 挿し木で増やせます。

難易度

基本情報

科名属名
シソ科マンネンロウ属
開花までの期間
3カ月
生育適温
20~25℃
植え付け時期
4~5月、9~11月
栽培スペース
特に制限なし
水やり
乾き気味
たっぷり水やり
栽培暦

準備と植え付け

準備するもの

苗の準備と植え付け

植え付け時期 4~5月、9~11月
  • 01

    植え付け①

    鉢の底面を覆いつくす程度に鉢底石を入れて、培養土を8分目くらいまで入れます。

  • 02

    植え付け②

    移植ゴテで苗と同じくらいのサイズの穴を掘り、ポットから外した苗をやさしく入れ、すき間を培養土で埋めます。

  • 03

    植え付け後

    最後に底から水が出るくらいにたっぷり水やりをします。風通しがよく、日の当たる場所に置きましょう。

栽培

  • 01
    水やり

    2~3日に1回、土の表面が乾いたら底から水が出るくらいたっぷり株元に水やりします。

  • 02
    追肥

    早く大きく育てたい場合には、週に1~2回の頻度で ジャストワン液肥100倍希釈液をあたえます。また、葉が黄化している、緑が薄いと感じたら、 ジャストワン液肥100倍希釈液を適宜あたえて様子をみます。

ローズマリーの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

水のあたえすぎによる根腐れ

  • ローズマリーは根腐れで生育不良になることが多い作物です。水やりは土の表面が乾いて2~3日後を目安に行うようにしましょう。根腐れを確認したら古い根や葉を切除して植え替えをしてください。

根詰まりによる葉の枯れ

  • 定植後に植え替えを何年も行わないと、鉢の中が根でいっぱいになり、新たな根が広げられなくなってしまいます。そのままにしておくと、地上部が枯れてしまうことがありますので、数年に一度植え替え作業を行ってください。植え替えの際は葉や茎、根を半分ほど切除しましょう。

収穫

株の内側が茂ってきたら、風通しを良くするために剪定も兼ねて収穫してください。夏の暑い時期は株が弱るのでは控えめに。

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    挿し木はどうやって行いますか?

    適した時期は5~6月、9~10月です。木質化していない枝を10~15cm程度採取して、下部分の5cm程度の葉を除去します。その後切り口を1時間程度水につけておきます。
    ポットやセルトレイなどに、ハーブ用の培養土を入れ、しっかり水で湿らせます。
    そこに、5cm程度挿して1~2日に1回程度水やりを行います。1カ月程度で根が生えてきます。

  • Q

    花が咲きません。

    花は新たな枝から咲きます。そのため剪定を行って新しい枝を出させることが重要です。新しい枝が出る前の4月頃に 剪定するのがオススメです。
    また、水や肥料のあたえすぎでも花がつきづらくなるようです。液肥の頻度や濃度を下げるとよいでしょう。

更新日時: 2024/02/01