ブルーベリー

ブルーベリーは、鉢や狭いスペースで手軽に栽培できる果樹です。そのまま食べても美味しく、またジャムやケーキのトッピングなどに使用してもお洒落ですよね。栽培は思ったより簡単なのでチャレンジしてみてください。

難易度

基本情報

科名属名
ツツジ科スノキ属
収穫までの期間
大きめの苗の場合、定植から2カ月
生育適温
品種によって異なる
耐寒性:ノーザンハイブッシュ、ローブッシュ、ラビットアイ
耐暑性:サザンハイブッシュ、ラビットアイ
植え付け時期
3月頃
栽培スペース
大きめの鉢
水やり
乾き気味
たっぷり水やり
栽培暦

準備と植え付け

準備するもの

苗の準備と植え付け

植え付け時期 3月頃
  • 01

    植え付け①

    ブルーベリーは酸性土壌を好むため、
    ブルーベリー用の培養土の使用がオススメです。

  • 02

    植え付け②

    プランターに鉢底石を入れて、ブルーベリー用の培養土を9分目くらいまで入れます(ピートモスはフカフカしているので、後々沈んでいきます)。

  • 03

    植え付け③

    移植ゴテで苗と同じくらいのサイズの穴を掘り、ポットから外した苗をやさしく入れ、すき間を培養土で埋めます。最後に底から水が出るくらいにたっぷり水やりをします。

  • 04

    植え付け④

    確実に実つきをよくするためには、同一系統の中から2品種以上を植えるのがポイントです。

  • 05

    植え付け後

    風通しがよく、日の当たる場所に置きましょう。

栽培

  • 01
    水やり

    土の表面が乾いたら、底から水が出るくらいたっぷり株元に水やりします。1日1回を目安に、夏場は1日2回。ブルーベリーは乾燥を嫌うのでまめに水やりをおこないましょう。

  • 02
    支柱立て

    定植後大きくなってきたら、支柱を立てて倒伏を予防しましょう。

  • 03
    肥料

    植え付け1カ月後から、追肥として月1~2回の頻度でパラっと有機元気野菜(N-P-K=5.5-3.0-5.5)を2~5g/株あたえます。
    もしくは、効き目の早いジャストワン液肥100倍希釈液を週3回の頻度であたえます。
    また、培養土のpHが中性に偏るのを防ぐため、定期的に硫酸加里肥料などを株元から少し離れたところに少量あたえましょう。

ブルーベリーの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

水やりはこまめに

  • ブルーベリーは乾燥を嫌うため、特に高温期は土壌表面が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。一度でも乾ききってしまうと枯れてしまう場合があります。ただし、あたえすぎると根腐れを起こすので、土壌表面が乾いたらあたえるようにしましょう。

収穫

7月頃に果実がよく色付いたら収穫適期です。鳥に狙われやすいので、必要があれば防鳥ネットなどで対策しましょう。
2~3年に1回、11~3月にひと回り大きな鉢に植え替えると生育が良くなります。通常、5年くらいは収穫を楽しめます。

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    葉の色が急に黄色くなってきました。何故でしょうか?

    肥料を十分あたえているのに黄色くなる場合、培土のpHが中性に傾いているかもしれません。市販の硫安や硫酸加里の粒を株元から少し離れた場所に少量まきます。硫安や硫酸加里は、培土のpHを酸性に傾ける働きがあります。1回に多くあたえると枯れてしまうおそれがあるため、少量ずつ定期的にあたえましょう。

更新日時: 2024/02/01