ポインセチア

クリスマスに人気のポインセチア。名前は、アメリカの初代駐メキシコ大使であるポインセット氏の名前が由来です。
クリスマス定番の赤のポインセチアには、「祝福する」「聖夜」「私の心は燃えている」などの花言葉がありますが、これらの花言葉は色によって異なります。
プレゼントの際は、色ごとに花言葉を確認するとよいかもしれませんね。

難易度

基本情報

科名属名
トウダイクサ科トウダイクサ属
開花までの期間
10~3月
生育適温
20~30℃

栽培

  • 01
    水やり

    3~10月は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあたえます。冬は、水を吸う力が弱っているため、土が乾いて4~5日後に表面が湿る程度に水をあたえます。

  • 02
    肥料

    肥料は、3~10月頃にあたえます。緩効性の粒状肥料の場合は、1~2カ月に1回、即効性の液体肥料の場合は。10日に1回程度が目安です。

  • 03
    剪定

    3~6月頃に剪定を行います。株元から約15cmの高さの位置で枝を切りますが、元気な葉があればその上で剪定し、なければ低めに剪定します。

  • 04
    増やし方(挿し木

    葉が3~4枚ついた状態の若い枝を切り取り、切り口から出てくる白い樹液を洗い流します。この時、樹液に素手で触らないように注意しましょう。樹液が流れ出なくなったら、水を張った容器につけます。十分に吸水させたら、あらかじめ湿らせておいた赤玉土などの挿し木用の土に挿します。挿し木用の土には、割りばしなどで穴を開けておくと、挿しやすくなります。直射日光が当たらない日陰に置き、乾燥させないようにこまめに水をあたえて管理します。

  • 05
    植え替え

    1~2年に1回の頻度で、ひと回り大きい新しい鉢に植え替えます。時期は、生育期の3~5月頃が最適です

  • 06
    短日処理

    ポインセチアの苞(ほう)をきれいに変色させるためには、1日13時間以上光が当たらない状態で管理すること(短日処理)と、15℃以上の温度で管理することが必要です。具体的な方法としては、夕方5時から朝の8時までの間、株にダンボールを被せて光を遮ります。この管理を、完全に株が色づくまで20日以上続けます。

ポインセチアの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

置き場所

  • 春~秋は日当たりのよい屋外、冬は明るい窓辺に置きましょう。冬は、暖房の風が直接当たらないように注意します。

切り口の樹液に触らない

  • 剪定した際には、切り口から白い樹液が出てきます。剪定の際には、園芸用の手袋や軍手などを使い、直接触れないように注意しましょう。

毒性

  • 白い樹液だけでなく、ポインセチア自体にホルボールエステルと呼ばれる有毒成分が含まれています。口に含むと人体に悪影響を及ぼすこともあるので、お子さんやペットのいる家庭では置き場所に注意しましょう。

収穫

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    葉が落ちてしまいます。

    ポインセチアは寒くなると葉を落としますので、冬は室内で育てるようにします。その他、日当たり不足や根腐れも原因として考えられますので、日当たりのよい場所で育て、水をあまり必要としない生育期には控えめに水をあたえるようにしましょう。

出やすい病気

更新日時: 2024/07/19
育て方