ヨモギ

本州~九州ではよく見かける野草の一つで、春に芽を出す多年草です。様々な種類があり、日本国内だけでも30種類以上あります。芽はヨモギ餅などの料理に、乾燥させた葉は漢方やお茶などに用いられています。

難易度

基本情報

科名属名
キク科ヨモギ属
収穫までの期間
6カ月程度
生育適温
20~25℃
植え付け時期
9~10月(播種時期3~4月)
栽培スペース
株間30 cm
水やり
乾き気味
たっぷり水やり
栽培暦

準備と植え付け

準備するもの

苗の準備と植え付け

播種(種まき)時期 3~4月
  • 01

    播種

    プランターに鉢底石を入れて、培養土を8分目くらいまで入れます。

  • 02

    播種

    種をばらまき、上から軽く土を被せて水をたっぷりあたえます。発芽までは乾かさないようにしましょう。

  • 03

    植え付け

    苗から育てる場合は、移植ゴテで苗と同じくらいのサイズの穴を掘り、穴と苗に水をあたえておきます。苗をやさしく入れ、すき間を培養土で埋めたら、底から水が出るくらいにたっぷり水やりをします。株間は30㎝程度が目安。

  • 04

    播種・植え付け後

    風通しがよく、日の当たる場所に置きましょう。

栽培

  • 01
    水やり

    土の表面が乾いたら、底から水が出るくらいたっぷり株元に水やりします。

  • 02
    間引き

    種から育てる場合、本葉3~4枚の頃に、生育の悪い株や混み合っている箇所の株を間引きます。株間は30cm程度を目安にします。

  • 03
    追肥

    春から秋の生育期に月に1回の頻度でジャストワン液肥300倍希釈液をあたえます。

  • 04
    植え替え

    ヨモギは繁殖力が強いため、プランターなどで栽培する場合は、1〜2年に1回植え替えをします。時期は9~10月頃がオススメ。一回り大きなプランターや鉢に植え替えるようにしましょう。

ヨモギの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

繁殖力が旺盛

  • ヨモギは繁殖力が強く、周りの植物の生長を抑制することもあるため、あまり増やしたくない方はプランターや鉢を用いて栽培すると良いです。

収穫

冬越しした3月には、茎の先についた若芽を摘み取ります。下の方は茎が太く固くなっていくため、調理には向いていません。6〜7月頃には葉を収穫することができます。

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    種と苗どちらから育てる方がオススメですか?

    苗からの方が育てやすいため、慣れていない方は苗から育てると良いです。

出やすい病気

更新日時: 2025/05/26
育て方