セダム・虹の玉
(多肉植物)

セダムは、世界で多くの品種が確認されており、品種による違いを楽しめるだけではなく、丈夫で育てやすく、初めて育てる方にもオススメです。
「虹の玉(ニジノタマ)」は、ぷっくりとした葉が特徴的で、秋から春にかけての寒い時期には、葉が赤く色づく様子がみられる、セダムの中でも人気の多肉植物です。株が大きく生長すると、茎の先端近くから星形の黄色い小花を咲かせます。

難易度

基本情報

科名属名
ベンケイソウ科マンネングサ属(セダム属)
開花までの期間
開花時期:6~9月
虹の玉は日当たりがよく、風通しのよい場所を好むため、窓際やベランダに置くのがオススメです。夏の暑い時期には、強い日差しによる葉焼けを防ぐため、直射日光が当たらない場所に移動させましょう。また、高温多湿が苦手なため、梅雨時期には雨が降らない場所に移動させましょう。寒さには強く、凍らない環境であればマイナス1~2℃までは耐えられます。

栽培

  • 01
    水やり

    丸い厚みの葉の中には水分が蓄えられており、水をあたえすぎると根腐れの発生につながります。水やりは土がカラカラに乾いてから4~5日後にたっぷりあたえてください。春と秋は週に1回程度、夏と冬は半月に1回程度が目安です。また、夏と冬は、水分量を少なめに意識してあたえましょう。

  • 02
    肥料

    肥料は、植えるときに緩効性の肥料を土に混ぜておけば、頻繁にやる必要はありません。

  • 03
    増やし方①(挿し木

    挿し木は、切った茎を土に挿す方法です。
    切った茎は、1~2週間ほど置いて切り口の部分を乾燥させた後、新しい土に挿します。
    水は2週間ほど経ってからあたえます。

  • 04
    増やし方②(葉挿し

    葉挿しは、切り取ったきれいな葉を土に挿す方法です。
    清潔な土の上に葉を置いて、軽く土をかけます。
    水は2週間ほど経ってからあたえます。

  • 05
    植え替え

    根の生育が良いため、植え替えをしないと根詰まりを起こしてしまいます。春か秋に、1年に1回の頻度で、植え替えします。

栽培の際の注意点

水のあたえすぎ

  • 水のあたえすぎは根腐れの原因になります。また、受け皿の水の放置も根腐れの原因になりますので、溜まった水はこまめに捨てるようにしましょう。

収穫

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    根詰まりとはなんですか?

    鉢の中が根でいっぱいになっている状態です。根詰まりになると、植物が上手に水や酸素を取り込めなくなってしまいます。そうすると植物はだんだん弱ってしまいます。

  • Q

    紅葉させるためにはどのように育てたら良いですか?

    紅葉させるためには、寒くなるまでに日光にしっかり当てて葉に糖を蓄えさせることが大切です。寒い時期になるとこの糖を使って紅葉します。寒い時期は、水やりの量を控えて乾燥気味に育てましょう。

更新日時: 2022/08/17