アスパラガス

アスパラガスは条件がいい場合10年以上も収穫を楽しめる野菜です。大苗を購入して植え付けすれば、2年目から収穫が可能です。基本さえ押さえれば初心者でも栽培が可能です。是非チャレンジしてみてください。アスパラガスはビタミンなどの栄養素を含み、和洋中いずれの料理でもおいしく頂けます。

難易度

基本情報

科名属名
キジカクシ科クサスギカズラ属
収穫までの期間
定植後2年目から
生育適温
15~20℃
植え付け時期
5~6月
栽培スペース
大きめの鉢(土耕栽培の場合は株間50㎝)
水やり
乾き気味
たっぷり水やり
栽培暦

準備と植え付け

準備するもの

苗の準備と植え付け

植え付け時期 5月頃
  • 01

    植え付け①

    プランターに鉢底石を入れて、野菜用の培養土を8分目くらいまで入れます。

  • 02

    植え付け②

    移植ゴテで苗と同じくらいのサイズの穴を掘り、ポットから外した苗をやさしく入れ、すき間を培養土で埋めます。最後に底から水が出るくらいにたっぷり水やりをします。

  • 03

    植え付け後

    風通しがよく、日の当たる場所に置きましょう。

栽培

  • 01
    水やり

    土の表面が乾いたら、底から水が出るくらいたっぷり株元に水やりします。1日1回を目安に、夏場は1日2回。

  • 02
    支柱立て

    定植後大きくなってきたら、支柱を立ててひもを周囲に回すと倒伏しにくくなります。

  • 03
    株づくり

    1年目は株をしっかりと太らせることが目的となります。

  • 04
    肥料

    植え付けから1カ月後を目安に、追肥をあたえます。月1~2回の頻度でパラっと有機元気野菜を2~5g/株ほどあたえます。または、効き目の早いジャストワン液肥を100倍希釈液を週3回あたえるのもオススメです。

アスパラガスの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

雑草はまめに抜き取る

  • 春から夏にかけて雑草が生えやすく、そのままにすると栄養分を取られアスパラガスの生育が悪くなるので、まめに抜き取りましょう。

収穫

冬になって茎葉が黄化したら刈り取ります。早春、茎が出てきたら春肥としてパラっと有機元気野菜を10g/株ほどあたえます。春と夏秋の両方収穫する場合、春の収穫を早めにやめて肥料をあたえ、暖地で4~5本、寒冷地で10~15本、茎葉を伸ばしながら収穫します。これを毎年繰り返します。

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    アスパラガスが細くなってしまいます。何故でしょうか?

    アスパラガスは比較的肥料を必要とする作物です。細くなっていたら肥料不足かもしれません。追肥をあたえましょう。また、雑草を放置すると栄養分が取られて生育が悪くなるため、雑草もまめに取り除きましょう。

  • Q

    アスパラガスの茎は何本残して収穫したらいいですか?

    収穫期間中でも株当たり4~5本前後の中庸な太さ(直径1cm程度)の茎を残しましょう。 太すぎる茎や細い茎は全て収穫しましょう。

出やすい病気

更新日時: 2022/08/16