ピーマン
ピーマンは熟すにつれ緑から黄色、さらに赤色へと変わります。未熟なうちに収穫したものが普段みる緑色のピーマンです。近年では、子ども向けに苦みの少ない品種も開発されているそうです。
準備と植え付け
準備するもの
栽培
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01水やり
土の表面が乾いたら、底から水が出るくらいたっぷり株元に水やりします。1日1回を目安に、夏場は1日2~3回。
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02支柱立て
植え付けから10日ほど経過したら、支柱を立てて固定します。
苗を誘引するため、支柱と苗をひもで8の字に結んで固定します。 -
03整枝
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04追肥
植え付けから1カ月後を目安に、パラっと有機元気野菜を株元から数cm離れたところに、月に1~2回の頻度であたえます。粒状肥料の代わりに効き目の早い液体肥料もオススメです。定植~1カ月はジャストワン液肥200倍希釈液を週3回、その後は100倍希釈液を週3回あたえます。
収穫
花が咲いてから2~3週間で収穫できます。
収穫せずに置いておくと色が変わりますが、株に負担がかかるため、緑色のうちに収穫します。
消毒済の剪定ばさみで収穫しましょう。
監修者情報
徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ
香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ
よくある質問
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Q
果実の下側が黒く腐ったようになっていますが何が原因ですか?
高温、乾燥、カルシウム不足などが原因で、尻腐れ症という生理障害が発生することがあります。培土を乾燥させないようこまめに水やりをおこなうことと、窒素の過剰施肥を控えてカルシウムを多く含む肥料をあたえると発生しにくくなります。
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Q
赤色に熟すまで置いていても大丈夫ですか?
赤色などに色づくまで収穫せずに置いておくと、株が弱ってしまいますので、できるだけ緑色のうちに収穫しましょう。赤色のピーマンを収穫したい場合は、果実を半分以下に減らしましょう。