キャベツ(春まき)

生食はもちろん、炒め物や煮物など色々な料理に使える万能野菜。ビタミンC、A、B1、カリウムやカルシウムを豊富に含み栄養価にも優れた野菜です。うまく結球しなかったり、虫がつきやすかったりと難易度は少し高いですが、育て方によってはスーパーで見ないようなとても大きなキャベツを収穫できたりします。そんなキャベツの栽培にチャレンジしてみませんか?

難易度

基本情報

科名属名
アブラナ科アブラナ属
収穫までの期間
播種から4~5カ月
生育適温
15~20℃
植え付け時期
2月中旬~3月中旬(一般地)
栽培スペース
1m²あたり3~4株
水やり
乾き気味
たっぷり水やり
栽培暦

準備と植え付け

準備するもの

苗の準備と植え付け

播種(種まき)時期 2月中旬~3月中旬(一般地)
  • 01

    播種・育苗

    本葉が4~5枚程に生長するまで育苗を行います。

  • 02

    植え付け

    定植予定の2週間程前に畑に苦土石灰(1m²あたり約100g)、1週間前にパラっと有機元気野菜
    (1m²あたり約200g)を施し立てします。

栽培

  • 01
    播種・育苗

    セルトレイに野菜用の培養土を詰めて1穴あたり1粒の種をまき、発芽まで培土が乾燥しないように適度に水をあたえます。発芽までは3~5日程を要します。 発芽後、本葉が4~5枚程に生長するまでセルトレイで育苗を行います。

  • 02
    定植

    定植予定日の1〜2週間前に元肥をあたえよく混和、立てをします。
    30~40㎝間隔で定植を行います。株間を広くとると外葉が大きく展開でき、大きな玉となりやすくなります。(外葉の大きさで玉の大きさが決まってきます。)

  • 03
    追肥

    定植2週間後と、外葉が大きく展開して芯葉が立ち上がる時期に行います。
    パラっと有機元気野菜を1㎡あたり100gあたえます。)

キャベツ(春まき)の栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

植え付け時の間隔

  • 株間が狭いととても小さい玉となってしまいますので、間隔はしっかりとりましょう。

虫の防除

  • コナガやハスモンヨトウなど、葉を食害する虫が付きやすい作物です。見つけた際は手で取り除くか、適切な農薬を使用して早めの防除を行いましょう。

収穫

十分な大きさになったら収穫です。
玉を斜めに傾けて、付け根部分を包丁でカットし、収穫します。

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    うまく結球しません。

    定植の際に活着が悪かった、または肥切れにより株の生育が悪いと結球しなくなることがあります。定植の際は乾燥に気を付ける、液肥をあたえるなど、また追肥を適切に行うことで良好に生育しやすくなります。

  • Q

    小さい玉になってしまいます。

    玉の大きさは外葉の大きさで決まります。よって定植の際、外葉が大きく展開できるように株間をしっかりあける(30~40cm)ことで十分な大きさの玉となります。

出やすい病気

更新日時: 2022/08/12