セージ

900種以上の品種があり、花や葉のバリエーションが豊富なため、観賞用としても人気があるハーブです。爽やかな強い香りを持ち、肉や魚の煮込み料理に使われることが多いです。抗酸化作用や抗菌作用も期待できます。

難易度

基本情報

科名属名
シソ科アキギリ属
収穫までの期間
2カ月程度
生育適温
15~20℃
植え付け時期
播種時期:3~4月、9~10月
栽培スペース
プランターに1株
水やり
乾き気味
たっぷり水やり
栽培暦

準備と植え付け

準備するもの

苗の準備と植え付け

播種(種まき)時期 3~4月、9~10月
  • 01

    播種

    ポリポットにハーブ用の培養土を詰め、種が重ならないようにばらまきます。セージの種は発芽率が低めなので、多めにまくようにしましょう。好光性種子のため、覆土は薄くします。(深く植えると芽が出ません。)最後に水をあたえますが、種が小さく浮きやすいため、ジョウロで優しく水やりを行うか、霧吹きで土を湿らせるのもオススメです。

  • 02

    植え付け

    多く発芽して苗が混んでいる場合は、間引きを行います。本葉が3~4枚になったら、植え付けを行います。プランターに鉢底石を入れて、ハーブ用の培養土を8分目くらいまで入れたら、移植ゴテで苗と同じくらいのサイズの穴を掘り、苗をやさしく入れ、すき間を培養土で埋めます。最後に底から水が出るくらいにたっぷり水やりをしましょう。セージは大きく生長する植物のため、プランターに1株が目安です。

  • 03

    風通しが良く、日の当たる場所に置きましょう。夏場は半日陰がオススメです。

栽培

  • 01
    水やり

    プランター栽培の場合は、土の表面が乾いたら、株元に水やりします。セージはやや乾燥した土を好むため、頻繁にあたえすぎないように注意しましょう。

  • 02
    追肥

    肥料を多くは必要としませんが、株を充実させたい時などは、春や秋の生育が旺盛な時期に追肥として10g/株のパラっと有機元気野菜をあたえましょう。月1回程度が目安です。

  • 03
    剪定摘芯

    倒伏を防いだり、収穫量を増やしたりするために摘芯を行います。摘芯をしてわき芽を生長させることで、枝や葉の数が増え、収穫量が増えます。茎の先端にから2~3節目あたりを切るようにしましょう。

  • 04
    剪定切り戻し

    摘芯を繰り返して茎の数が増えると、混み合って病気や害虫の原因となってしまいます。花芽が見える時期に不要な枝を半分から3分の2程度剪定します。わき芽を残しつつ、混み合っている部分の枝を剪定しましょう。

  • 05
    増やし方(挿し木

    剪定した枝できれいな状態のものがあれば挿し木で増やすことができます。枝を約15cmの長さに切り、下の方についている葉を取り除いて水を入れたグラスに入れます。1時間ほどしたらあらかじめ湿らせた挿し木用の土に挿します。その後は、風通しのよい明るい日陰で管理し、しばらくは土が乾燥しないように注意しましょう。

  • 06
    増やし方(取り木)

    地面に茎を伏せて、途中の部分に土を盛り、根が出るのを待ちます。根が生えたら、切り離して新しい鉢に植え付けましょう。根が生えるまでの期間は、1カ月程度が目安です。

セージの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

非常に生育旺盛

  • 地植えでの栽培も可能ですが、非常に生育旺盛なため増えすぎてしまい、近くに植えた植物の生長を邪魔することがあります。あまり増やしたくない方は、プランターなどで育てる方が良いでしょう。

高い湿度は苦手

  • 乾燥気味の環境を好むため、梅雨や夏場の水やりは土壌表面が完全に乾いてから行うようにしましょう。また、適宜剪定を行い、株元の風通しをよくしておくことも大切です。

収穫

セージの葉は4~11月の長い期間収穫することができます。若い葉を付け根から摘み取ります。花が咲いてしまうと葉が固くなったり、香りが落ちたりするため、開花前に花を摘み取ることで葉を長く楽しむことができます。

よくある質問

  • Q

    水耕栽培でも育てられますか?

    可能です。特に、少量を育てたい方にはオススメです。OATアグリオのオンラインショップでは、水耕栽培キットの販売サブスクなどもありますので、ご興味のある方は覗いてみてください。

出やすい病気

更新日時: 2025/05/26
育て方