テーブルヤシ

南国を思わせるヤシ科で、テーブルにおけるようなかわいらしいサイズが特徴の観葉植物です。耐陰性があって室内で管理しやすく、生長も遅いので、インテリアとしても人気です。
花言葉は「あなたを見守る」。

難易度

基本情報

科名属名
ヤシ科チャメドレア属
開花までの期間
4~6月(条件が合えば5年以上の栽培期間で開花)
生育適温
10~25℃

栽培

  • 01
    水やり

    土の表面が乾いてから、鉢底から水が出るくらいたっぷり水やりをしてください。休眠期である冬は頻度を控えめにします。表面が乾いてから3~4日程度が目安です。

  • 02
    肥料

    肥料は、生育期である5~10月頃にあたえます。
    観葉植物用の緩効性の粒状肥料の場合、2カ月に1回程度あたえます。即効性の液体肥料の場合は、10日に1回程度が目安です。

  • 03
    剪定

    剪定を行う場合は、5~9月頃に行います。傷んでいる葉を剪定しましょう。風通しを良くするため、茂りすぎた葉を剪定するのも良いです。テーブルヤシは茎と茎の境目から新芽が出てくるため、新芽を切らないように注意します。

  • 04
    増やし方(株分け

    5~9月頃に株分けを行うことができます。鉢から出して根の土をほぐしていくと、バラバラと株ごとに分かれるので、好みの束でまとめ、新しい土を入れた鉢にそれぞれ移します。最後に、底から出るくらいたっぷり水をあたえます。

  • 05
    植え替え

    様子を見ながら、2~3年に一度くらいの頻度で、ひと回り大きなサイズの鉢に植え替えます。時期は5~9月頃がオススメです。鉢から出して根の土をほぐし、茶色、黒に変色した根は清潔なハサミで切り落とします。新しい土を入れた鉢に移し、底から出るくらいたっぷり水をあたえます。

テーブルヤシの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

置き場所

  • 日当たりのよい室内に置きます。日差しが強すぎる場合は、レースのカーテン越しに日が当たるようにしましょう。

冬越し

  • 冬は室内で管理し、最低10℃前後の温度を保つようにします。暖房が効いている場所で管理するときは、湿度を上げるため葉水を行うようにしましょう。

収穫

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    サイズを大きくさせずに育てるにはどうしたらよいでしょうか。

    植え替えのときに伸びすぎた根や傷んだ根を中心に切り落とし、全体の3分の1ほどの量にして同じサイズの鉢に植えるようにしましょう。また、肥料を少なめにし、明るい日陰で管理するのがオススメです。

  • Q

    種をとるためにはどうしたらよいでしょうか。

    雌株が受粉することで結実するため、雄株と雌株両方を育てる必要があります。しかしながら、開花しないと見分けることができないため、複数の株を同時に育てて可能性を高めるようにしましょう。

更新日時: 2024/11/29
育て方