モンステラ

南国イメージのインテリアとしてもよく見かける観葉植物。濃い緑色の葉と深い切れ込みの入った独特な形の葉が特徴的で、黄色や白の斑入りのものなど様々な種類があります。
花言葉は「嬉しい便り」「壮大な計画」。原産地のハワイでは「希望の光を導く植物」として縁起のいい観葉植物とされているそうです。

難易度

基本情報

科名属名
サトイモ科モンステラ属
開花までの期間
開花時期:6~9月
生育適温
15~30℃

栽培

  • 01
    水やり

    土の表面が乾いてから、鉢底から水が出るくらいたっぷり水やりをしてください。屋内で育てていると湿った状態になりやすいので、根腐れには注意しましょう。冬は生長が緩やかになるため、水やりの頻度を少なくします。

  • 02
    肥料

    肥料は、生育期である4~10月頃にあたえます。
    観葉植物用の緩効性の粒状肥料の場合、1~2カ月に1回、即効性の液体肥料の場合、10日に1回が目安です。

  • 03
    剪定

    古くなってきた葉や邪魔な葉を、葉の付け根から、園芸用のハサミで切り取ります。5~9月頃に行うようにしましょう。

  • 04
    増やし方①(水挿し)

    元気で丈夫そうな茎を剪定したら、水を入れた容器に挿して、直射日光が当たらない場所で様子をみましょう。気根がついている茎の方が、発根しやすいです。水は毎日交換し、発根が確認できたらすぐに鉢に植え替えます。

  • 05
    増やし方②(茎伏せ)

    茎伏せは、土の上に茎を置いて発根させる方法です。茎の途中にある茶色い部分を残して切り落としたら、土を入れた鉢に切り口が半分埋まるように置きます。乾燥させないように2~3日に1回は水やりを行い、新芽が確認できたら5〜9月の生長期にあわせて鉢に植え替えましょう。

  • 06
    植え替え

    1~2年に一度、ひと回り大きいサイズの鉢に植え替えます。時期は5~7月頃です。
    水はけのよい新しい土を入れた鉢に移し、底から出るくらいたっぷり水をあたえます。

  • 07
    開花・結実

    環境が合って大きく生長すると、まれに白い花を咲かせます。開花後には結実することがあり、約1年かけて完熟します。表面の硬い皮を剥がすことで、中身の柔らかい部分を食べることができます。

モンステラの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

切り口の樹液に触らない

  • モンステラの樹液には、シュウ酸カルシウムと言う物質が含まれており、かぶれや炎症を起こす場合があるので、素手で触らないようにします。
    手についてしまった時は、しっかり水で洗い流しましょう。

置き場所

  • 室内では、エアコンの風が直接当たらない、日光が入る場所に置きます。 ただし、直射日光に当たると葉が焼ける場合がありますので、レースカーテン越しに日が当たる場所がオススメです。春~秋にかけては、屋外で管理することができますが、直射日光に注意し、寒冷紗などで遮光をしてください。

収穫

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    大きく育ちすぎてしまいます。

    植え替えの際、鉢を大きくせずに、根を1/3ほどに切り落とします。同時に、葉も1/3ほど残すように剪定しましょう。

  • Q

    葉の先端につく水滴はなんでしょうか。

    植物は、根から吸収した水分を葉から外に出します(蒸散)。蒸散が活発な時期に、蒸散されずに余った分が葉先につくことがあります。植物が根から水分を吸収できている証拠なので、心配しなくて大丈夫です。

出やすい病気

更新日時: 2024/07/19
育て方