キンセンカ

ホームセンターなどで売られている種や苗から育てます。
一般的には秋まきで育てることが多いです。秋まきの場合、早春から初夏にかけて橙色や黄色の花を長く楽しむことができます。また、春まきで育てると、夏から秋に花が楽しむことができます。
葉は独特の香りがあり、昔からハーブとして用いられていました。現在でもハーブティーや、鮮やかな花びらを料理の色付けに使われることもあります。
また切り花としても人気があり、鮮やかな色の花は部屋のアクセントとして楽しむことができます。
花言葉は「変わらぬ愛」「静かな思い」など。

難易度

基本情報

科名属名
キク科カレンデュラ属
開花までの期間
4~5カ月
生育適温
5~30℃(厳寒期は霜除けをしましょう)
植え付け時期
3~4月(春まき)
8月中旬~10月下旬(秋まき)
※OATの栽培暦・栽培日誌は少しずれた時期に栽培しています
栽培スペース
12~15cm
水やり
乾き気味
たっぷり水やり
栽培暦

準備と植え付け

準備するもの

苗の準備と植え付け

播種(種まき)時期 春まき:3〜4月、秋まき:8月中旬~10月下旬
  • 01

    播種

    種は比較的大きいので、植木鉢に直接まくことが可能です。購入苗を利用すると、簡単に栽培できます。

  • 02

    植え付け

    鉢やプランターに鉢底石を入れて、草花用の培養土を8分目くらいまで入れます。
    移植ゴテで苗と同じくらいのサイズの穴を掘り、苗をやさしく入れ、すき間を培養土で埋めます。最後に底から水が出るくらいにたっぷり水やりをします。プランターの場合、株間は12~15㎝程度がよいでしょう。
    風通しがよく、日の当たる場所に置きましょう。

栽培

  • 01
    水やり

    土の表面が乾いたら、底から水が出るくらいたっぷり株元に水やりします。乾燥には比較的強いです。

  • 02
    追肥

    苗が活着し生育を始めたら、週に1回の頻度でジャストワン液肥200倍希釈液をあたえる、もしくは、月に1回の頻度でパラっと有機彩り草花を10g/プランターあたえます。
    肥料が切れると葉の色が薄くなり、花の数が減ってしまうので、十分施肥をしましょう。

  • 03
    摘芯

    キンセンカの花をたくさん楽しみたいときは摘芯をしましょう。株の中央からつぼみが出てきた時につぼみを切り取ると、 わき芽がたくさん出ます。 摘芯を繰り返すと株にボリューム感が出てさらに楽しむことができます。

  • 04
    摘み取り

    花が8割程度開いたときに、ハサミなどで摘み取ります。切り花ながもち液美咲を用いて花瓶に生ければ切り花として長期間楽しめます。また、摘み取らずにそのままプランターで楽しむこともできます。追肥をあたえれば花は次々出てくるので長期間楽しむことができます。

キンセンカの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

害虫

  • ヨトウムシ、アブラムシが時々発生します。

病気

  • うどんこ病が発生します。
    うどんこ病はカリグリーンで防除しましょう。

開花

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    ひょろひょろ細長くなってしまい、ボリューム感が出ません。

    日当たりが悪い場合や肥料が少ない場合は、葉が十分に育たない可能性があります。

  • Q

    花の数が少ないです。

    摘芯をして、わき芽を増やしましょう。わき芽からはたくさんの花芽が出てきます。

  • Q

    葉ばかり茂ってしまいます。

    肥料に窒素成分が多いと葉が濃い緑になり、葉がたくさん出てきてしまいます。そのようなときは追肥を控えめにしましょう。

出やすい病気

更新日時: 2024/02/01
育て方