ガジュマル

独特な太い幹が特徴的なガジュマル。沖縄地方では「キジムナー」と呼ばれる精霊が宿るといわれています。
花言葉は「たくさんの幸せ」「健康」。幸せを呼ぶ植物とも呼ばれており、人気がある観葉植物です。

難易度

基本情報

科名属名
クワ科イチジク属
開花までの期間
開花時期:4月頃(最低気温が10℃以上ある地域)
生育適温
20~30℃

栽培

  • 01
    水やり

    土の表面が乾いてから、鉢底から水が出るくらいたっぷり水やりをしてください。冬は水やりの頻度を控えめにします。

  • 02
    肥料

    肥料は、生育期である5~10月頃にあたえます。
    観葉植物用の緩効性の粒状肥料の場合、1~2カ月に1回程度あたえます。即効性の液体肥料の場合は、10日に1回程度が目安です。

  • 03
    剪定

    枝が多くなりすぎた場合は、5~6月頃に剪定を行います。枯れた枝があれば、根元から切り落としましょう。伸びすぎた枝は切りそろえ、不要な枝は切り取ります。

  • 04
    挿し木

    剪定した枝で綺麗なものがあれば、挿し木で増やすことができます。枝先から10~15cmの長さくらいに切り、枝の葉を2~3枚にします。枝の切り口を1時間ほど水につけ、その後、あらかじめ濡らした挿し木用の土に挿します。

  • 05
    植え替え

    様子を見ながら、2~3年に一度くらいの頻度で、ひと回り大きなサイズの鉢に植え替えます。時期は5~9月頃がオススメです。鉢から出して根の土をほぐし、茶色、黒に変色した根は清潔なハサミで切り落とします。新しい土を入れた鉢に移し、底から出るくらいたっぷり水をあたえます。

栽培の際の注意点

切り口の樹液に触らない

  • 剪定した際には、切り口から白い樹液が出てきます。この樹液はゴムの材料となるラテックスという成分で、人によってはかぶれを起こす場合があります。剪定の際には、園芸用の手袋などを使い、直接触れないように注意しましょう。

挿し木後すぐは直射日光に当てない

  • 発根していない間は、直射日光に当たると枯れてしまうことがあるため、明るい日陰に置くようにしましょう。

収穫

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    葉が黄色くなって落ちてしまいました。

    原因としては、日当たり不足、水不足、寒さが考えられます。まずは、明るい窓際で管理してください。水をあたえているのに、黄色くなる場合は、根腐れも考えられます。水のあたえすぎ、あたえなさすぎ、どちらも注意しましょう。寒い時期は室内など、最低でも5℃以上の場所で育てましょう。

  • Q

    ひょろひょろに徒長してしまいました。

    観葉植物の水やりは土が乾いてからたっぷりあげるのが基本で、こまめに水をあたえると徒長してしまいます。夜間に水をあたえると徒長しやすいので、日中にあたえるようにしましょう。また、日陰ではなく、明るい場所で育てるようにしましょう。

  • Q

    花は咲くのでしょうか

    イチジクと同じように、果実のような花を咲かせます。最低気温が10℃以上ある地域で花を咲かせるため、温室などで年中育てると花を咲かせることができるかもしれません。

出やすい病気

更新日時: 2024/07/19