パンジー・ビオラ

寒さに強く、冬に花が咲く数少ない作物です。彩り豊かですので、冬の栽培にオススメです。夏の終わりに播種すると年内に花を楽しめます。
花言葉は「私を思って」「もの思い」など。

難易度

基本情報

科名属名
スミレ科スミレ属
開花までの期間
2~3カ月
生育適温
10~15℃
植え付け時期
10~12月
栽培スペース
8号鉢に5株程度
水やり
乾き気味
たっぷり水やり
栽培暦
ジャストワン液肥 ホスプラス

準備と植え付け

準備するもの

苗の準備と植え付け

播種(種まき)時期 8月
  • 01

    播種・育苗

    市販のセルトレイに草花用の培養土を詰め、1穴あたり1粒の種をまき、発芽まで培養土が乾かないように適度に水をあたえます。パンジー・ビオラの発芽適温は15~20℃なので、風通しの良い日陰あるいは室内に置きます。1週間程度で発芽します。
    本葉が3枚程度になったら培養土を詰めた6~9cmのポリポットに鉢上げし、水やりは培地が乾燥してから行います。1週間から10日間隔でジャストワン液肥を200倍希釈液をあたえましょう。ポットに根が回ったら鉢に定植します。

  • 02

    植え付け

    プランターに鉢底石を入れて、草花用の培養土を8分目くらいまで入れます。
    鉢に3~5株を目安とし、移植ゴテで苗と同じくらいのサイズの穴を掘り、ポットから外した苗をやさしく入れ、すき間を培養土で埋めます。このとき、花が外側を向くようにします。
    株間は10cm程度とるようにしましょう。
    最後に底から水が出るくらいにたっぷり水やりをします。風通しがよく、日の当たる場所に置きましょう。

栽培

  • 01
    追肥

    週に2~3回の頻度でジャストワン液肥200倍希釈液をあたえましょう。
    また、週に1回の頻度でホスプラス1000倍希釈液をあたえると花数の増加が期待できます。

  • 02
    花がら摘み

    咲き終わった花がらをこまめに摘み取ることで美しい花を連続して咲かすことができます。

パンジー・ビオラの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

日の当たらない場所へ

  • 室内で発芽させる場合は徒長する可能性があるため、発芽後は早めに屋外の日の当たらない場所に移動させましょう。

根を傷めないように

  • 鉢上げ定植の際は根を傷めないよう気を付けて行いましょう。また、深植えは生育不良の原因となるため、気を付けましょう。

開花

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    葉が白いのは何かの病気でしょうか?

    うどんこ病の可能性があります。肥料が多いと発生しやすいため、肥料の希釈倍率を高くし、カリグリーンなどを散布しましょう。

  • Q

    花が所々色抜けし、白くなっていますが病気でしょうか?

    アザミウマ類による食害で花が所々白くなることがあります。登録のある農薬を散布しましょう。

更新日時: 2024/02/01
育て方