オレガノ

古代ローマ時代から薬用や香辛料として利用され、消化促進や抗菌作用、免疫システムのサポートなど様々な効果があるとされています。スパイシーで芳香豊かな香りが特徴のハーブです。

難易度

基本情報

科名属名
シソ科ハナハッカ属
収穫までの期間
収穫時期6~9月
生育適温
10~30℃
植え付け時期
4~5月、9~10月
栽培スペース
30cm
水やり
乾き気味
たっぷり水やり
栽培暦

準備と植え付け

準備するもの

苗の準備と植え付け

播種(種まき)時期 4~5月、9~10月
発芽気温:15~20℃
  • 01

    播種

    プランターに鉢底石を入れて、ハーブ用の培養土を8分目くらいまで入れます。

  • 02

    播種

    種から育てる場合、浅めに種子をばらまきます。好光性種子なので覆土は薄くします(深く植えると芽が出ません)。軽く土をかぶせて水をたっぷりあたえます。発芽までは乾かさないようにしましょう。

  • 03

    植え付け

    苗から育てる場合は、移植ゴテで苗と同じくらいのサイズの穴を掘ります。苗をやさしく入れ、すき間を培養土で埋めたら、底から水が出るくらいにたっぷり水やりをします。株間は30㎝程度がよいでしょう。

  • 04

    播種・植え付け後

    風通しがよく、日の当たる場所に置きましょう。

栽培

  • 01
    水やり

    土の表面が乾いたら、底から水が出るくらい株元に水やりします。

  • 02
    間引き

    種から育てる場合、多く発芽して葉が混み合う場合は、定期的に間引きを行うようにしましょう。

  • 03
    追肥

    植え付けから1カ月後くらいから、追肥として、10g/株のパラっと有機元気野菜をあたえます。真夏の時期を避け、月1回程度が目安。

  • 04
    剪定摘芯

    茎の先端を切り、わき芽を生長させることで、収穫量を増やすころができます。また、風通しを良くして病気の発生を予防するために、枯れた枝や弱った枝を取り除くようにしましょう。

  • 05
    増やし方(挿し木

    新芽をつけた枝を10cmくらいにカットし、1時間ほど水につけた後、あらかじめ濡らした挿し木用の土に挿します。風通しの良い明るい日陰で管理し、根が出るまでは土が乾燥しないように注意しましょう。

オレガノの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

高温多湿に注意

  • 高温多湿が苦手で、病気が発生する可能性も高くなりますので、梅雨前には剪定を行うようにしましょう。

冬越し

  • 耐寒性が強いため、基本は対策しなくても大丈夫です。寒い地域では霜などに当たることで傷みやすくなってしまうため、凍らない場所に移動させる、もしくは室内に移動させると良いです。露地で育てている場合は、株元マルチをするようにします。

収穫

種から育てた場合は2年目以降に行います。収穫時期は6~9月頃です。株元から10cm程度葉を残して、外側の葉から収穫しましょう。わき芽を残すことで、長く収穫することができます。

監修者情報

坂さん OAT研究員

徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ

三好さん OAT研究員

香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ

よくある質問

  • Q

    露地栽培も可能ですか?

    可能です。日当たりと風通しが良く、水はけの良い場所を選びましょう。あらかじめ苦土石灰を100g/㎡混ぜて土を中性にしておき、30㎝間隔で苗を植え付けます。露地の場合は水やりの必要もなく、手間がかかりませんが、地下茎でどんどん増えていく傾向がありますので、注意が必要です。あまり増やしたくない方はプランター栽培や水耕栽培の方がオススメです。

  • Q

    水耕栽培でも育てられますか?

    可能です。特に、少量を育てたい方にはオススメです。OATアグリオのオンラインショップでは、水耕栽培キットの販売サブスクなどもありますので、ご興味のある方は覗いてみてください。

更新日時: 2024/12/09
育て方