カボチャ
栄養価が高く、保存性の良い緑黄色野菜。カボチャは大きく分けると3種類あり、私たちがよく手にしている西洋カボチャの他、日本カボチャやペポカボチャがあります。見た目や味も様々なので色んな種類を育ててみましょう。
準備と植え付け
準備するもの
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種
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ポット12cm程度
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野菜用の培養土元肥入り
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苗苗から育てる場合
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苦土石灰
苗の準備と植え付け
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01
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02
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03
栽培
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01水やり
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02摘芯・誘引
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03授粉
花の根元(花弁の下)に丸い実がついたものが雌花で、ついていないものが雄花です。雄花から花弁を取り除いて雄しべをむき出しにし、雌花の雌しべに軽く擦りつけて花粉をつけます。着果は、中型のカボチャは10〜13節以降、バターナッツは7節目あたりから、小型カボチャは気にする必要はありません。
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04追肥
1番果が握りこぶし大になったらパラっと有機元気野菜を株元に20 g/m²あたえます(つるの伸びが旺盛、葉の色が濃い場合はさける)。
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05玉直し
果実がある程度大きくなったら、マルチに水が溜まったり、土汚れが付着すると果実が傷んだりする原因になるので、果実の下にやさいマットを敷きます。
収穫
品種によりますが、開花後30〜50日の果実のつけ根にひびが入りコルク化や褐色に変色したものを収穫します。西洋カボチャは収穫後、風通しの良い場所で乾燥させると、日持ちや甘みが増します。
収穫後すぐは甘みが少ないため、風通しの良い涼しいところで1週間程度保管してから食べるようにしましょう(キュアリング)。
監修者情報
徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ
香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ
よくある質問
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Q
発芽率があまりよくありません。何故でしょうか。
土の地温が低い、または水のあたえすぎが原因として考えられます。発芽適温になるように温度を保てるハウスや育苗器で育苗し、必要であれば加温してください。また、水をあたえすぎると種が酸欠になり、土の温度を下げることになります。水やりはポットの土がやや乾いたらあたえるようにしてください。
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Q
雨の日に雌花が開花しました。授粉をしても大丈夫でしょうか。
晴天の日に比べ、雨でぬれていると授粉の成功率はかなり落ちます。前日に雌花の様子を見て開花しそうなら雨でぬれてしまう前にキャップをするか袋などを被せておくと良いでしょう。
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Q
授粉は必ずしないといけないですか。
露地栽培の場合、ハチや虫が花粉を媒介してくれることもありますが、確実に結実させるために授粉処理を行うと良いです。また、花が開花している時間は限られているので早朝~10時頃までに行います。
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- イチゴ
- エダマメ
- オクラ
- カボチャ
- キャベツ(春まき)
- キャベツ(夏まき)
- キュウリ
- クウシンサイ(空芯菜)
- 茎ブロッコリー
- 結球レタス
- ゴーヤ
- コールラビ
- コマツナ
- ジャガイモ
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- スイートコーン
(トウモロコシ) - ズッキーニ
- スナップエンドウ
- セレタス
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- タマネギ(秋植え)
- チンゲンサイ
- トウガラシ
- 長ネギ
- ナス
- バケツイネ
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- パプリカ
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- ピーマン
- ブロッコリー
(春まき) - ブロッコリー
(夏まき) - ホウレンソウ
(秋まき) - ホウレンソウ
(冬まき) - ミディトマト•ミニトマト
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- 芽キャベツ
- モロヘイヤ
- ラッカセイ
- ロマネスコ