土の表面が乾いてから、鉢底から水が出るくらいたっぷり水やりをしてください。冬などで生長が止まったら、1週間に1～2回程度の頻度にします。また、冬に寒さで葉を落としている場合は、2週間～1カ月に1回水をあたえます。

生育期である4～10月頃に肥料をあたえます。観葉植物用の緩効性粒状肥料の場合は、1～2カ月に1回、即効性の液体肥料の場合は、1～2週間に1回が目安です。

剪定を行う場合は、5～9月頃に行いましょう。少し出っ張った生長点を残すようにして、枝の根元から切ります。そうすると、残した生長点から新しい芽が出てきます。

剪定したパキラの枝から大きな葉を切り落とし、10～15cm程度の長さにします。水が入った瓶に入れ、直射日光の当たらない明るい日陰に置きます。水はこまめに入れ替えるようにしましょう。発根まで1～2週間程度です。

鉢にバーミキュライトなどの挿し木用の土を入れ、棒などを使って斜めに穴を開けます。その穴に挿し木する枝を半分くらい挿します。その後、挿し木の枝がグラグラしないように表面を押さえます。最後に、鉢の底から流れるくらいたっぷりと水をあたえましょう。

1～2年に一度、ひと回り大きいサイズの鉢に植え替えます。時期は5～7月頃がオススメです。
根をほぐしながら株の周りの古い土を1/3くらい捨て、傷んで黒ずんでいる部分があればハサミで切り落とします。新しい土を入れた鉢に移し替えた後は、たっぷり水をあたえます。

長く育てている場合、花を咲かすことに挑戦してみるのも楽しいかもしれません。花が咲くのは実生株だけで、5～10年育った成熟した株に咲きます。さらに、日光などの条件が揃わないと花は咲きませんので、十分な日光が当たり、風通しの良い場所で育てるようにしましょう。屋外の場合は、直射日光に気を付けましょう。