ズッキーニ
見た目はキュウリみたいですが、カボチャの1種のペポカボチャに分類されます。 最近は夏野菜の1つとして認知度が高くなっています。つるなしカボチャなので、プランターでの栽培も可能です。果実の生育が早く次々に実が出来るので、適切な栽培方法を身につけて品質の良いズッキーニを収穫しましょう。
準備と植え付け
準備するもの
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種
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ポット12cm程度
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野菜用の培養土
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苦土石灰
苗の準備と植え付け
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01
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02
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03
栽培
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01水やり
露地栽培の場合、マルチ等をしていれば、水やりを行う必要はありませんが、晴天が続くようなら水切れにならないように注意しましょう。
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02支柱立て
風の影響を受けて折れてしまわないように、露地栽培ではかなり大きく育ちますので、支柱を立てます。生長に応じて適切な太さの支柱に変えていきます。
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03追肥
収穫開始頃より株元から20cm離して2〜3回追肥として、パラっと有機元気野菜を株あたり30gあたえ、草勢を維持します。
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04授粉
花の根元(花弁の下)に実がついたものが雌花で、ついていないものが雄花です。雄花から花弁を取り除いて雄しべをむき出しにし、雌花の雌しべに軽く擦りつけて花粉をつけます。授粉後、果実の先の花が枯れてきたら、花を取り除いてあげましょう。
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05摘葉
収穫が終わった果実よりも下の葉は取り除きます。どんどん新しい葉が展開していくので、黄化した葉や地面についている葉は取り除き、風通しと採光性を良くして病気の発生抑制や果実肥大の妨げにならないようにします。
収穫
人工授粉後4〜6日で長さ20cm程度、太さ3〜4cmの果実を収穫します。果実は大きくしすぎると食味が低下したり、株に負担がかかりその後の新たな実のつきも悪くなります。長い期間収穫できるように、20 cmを超えないサイズで収穫しましょう。
監修者情報
徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ
香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ