アマリリス

1本のすらりと伸びる茎に10~20cmほどのユリに似た存在感のある大きな花を咲かせる球根植物です。熱帯原産の植物のため、基本的には寒さに弱い性質を持ちます。
花言葉「誇り」「輝くばかりの美しさ」など。

難易度

基本情報

科名属名
ヒガンバナ科ヒペアストラム属
開花までの期間
1カ月半~2カ月
生育適温
20~30℃
植え付け時期
3月下旬~4月、10~11月
栽培スペース
鉢に1株
水やり
乾き気味
たっぷり水やり
栽培暦

準備と植え付け

準備するもの

  • 球根
  • 直径15~18cm程度
  • 草花用の培養土
    水はけのよい土
  • 肥料
    追肥として、ジャストワン液肥

苗の準備と植え付け

植え付け時期 3月下旬~4月、10~11月
  • 01

    植え付け

    鉢に鉢底石を入れて、草花用の培養土を8分目くらいまで入れます。水をあたえ、土をしっかりと湿らせておきます。深植えを嫌うため、球根の1/2~1/3が埋まる深さに植えるようにします。

  • 02

    植え付け後

    植え付け後すぐは乾燥を防ぐため、日が直接あたらず、風の当たりにくい場所で管理しましょう。

栽培

  • 01
    水やり

    葉や花柄が生長してきたら日当たりがよく、風通しのよい場所に移動させます。土が乾いたら、球根に直接かからないように水をあたえます。

  • 02
    追肥

    肥料を好む植物のため、葉が展開してきたら2週間に1回の頻度でジャストワン液肥300倍希釈液をあたえます。

  • 03
    開花後の管理

    来年も花を咲かせたい場合は、種をつくらせないように花がらを摘み、日当たりの良い場所で土を乾かさないように管理します。
    月1回程度ジャストワン液肥300倍希釈液をあたえ、葉の生長を促します。葉が8枚ほどまで増えれば球根が十分に肥大し、翌年も花を咲かすことができます。

アマリリスの栽培の様子は、以下のページに掲載しています。

栽培の際の注意点

植え付け後の水やり

  • 植え付け後に水をあたえすぎると、根腐れを起こす場合があります。植え付け後10日ほどは水をあたえないようにしましょう。乾燥が酷く土が乾いてしまう場合は、球根に直接かからないように少しずつ水をあたえましょう。

休眠

  • 夜温が下がる秋頃になると葉が黄ばみ始めるので、徐々に水やりの頻度を少なくして休眠させます。休眠中でも土は完全には乾燥させず、少し湿り気を保たせるようにしましょう。

開花

よくある質問

  • Q

    新たについた小さい球根は分けても大丈夫ですか?

    早くに離してしまうと小さい球根は育たなくなってしまうため、2~3年ほど経ってから分けるようにすると良いです。

  • Q

    採種は可能ですか?

    可能です。種は充実して乾燥すると、大きく割れて地面に落ちます。大きく割れて種が落ちる前に採種します。種は乾燥させてバラバラにしてから土にまいて使うようにしましょう。

  • Q

    花が咲きません

    球根を深く植え付け過ぎている、球根の栄養分が足りない、休眠がしっかり行えていないなど様々な原因が考えられます。心当たりがある場合は、その対策を行ってみてください。

更新日時: 2025/09/17
育て方