パクチー
タイではパクチー、中国ではシャンツァイ(香菜)、英語ではコリアンダー、和名はコエンドロと国によって様々な名前で呼ばれます。葉や茎に独特な香りがあり、エスニック料理や中華料理などに欠かせないハーブ。種もスパイスとして使われます。家庭菜園でも丈夫で育てやすく、収穫直後はさらに強い香りが楽しめます。
栽培
栽培の際の注意点
暑さに弱い
- 暑い地域で栽培されているイメージですが、意外と暑さには弱いので、暑い季節では半日陰になる場所で栽培すると良いでしょう。
風通しをよくする
- 葉が密集して風通しが悪いと病気の原因や生育が悪くなることがあるので、間引きをして株数や葉を減らしましょう。
害虫
- パクチーで発生しやすい害虫の一つがアブラムシです。茎や葉に寄生して株を弱らせ、枯れる原因になることがあります。対策の一つとして、風通しのよい場所で栽培することがオススメです。パクチーの葉は柔らかく傷つきやすいので、アブラムシが発生した場合は手で潰さずに適切な薬剤を散布しましょう。
収穫
草丈が20cm以上になったら、ハサミや手で摘み取って収穫します。少しずつ収穫する場合は外側の古い葉から収穫します。収穫後に追肥すると長く収穫を行うことが出来ます。種を取りたい場合は、花が咲いても摘まずにそのまま結実させ、全体的に枯れて茶色に乾燥したら、手で摘み取って収穫します。
監修者情報
徳島県鳴門市生まれ
京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 卒業
大塚化学(株)に入社し、技術部農肥技術課、栽培研究センター研究員、四国出張所所長を歴任。
現在はOATアグリオ(株)研究開発部 肥料・BSグループリーダーとして活躍中
主な業務は肥料やバイオスティミュラント(BS)資材の新製品開発
趣味は釣りひとすじ
香川県東かがわ市生まれ
新潟大学大学院自然科学研究科 修了
大塚化学(株)に入社し、肥料開発や栽培技術開発に従事
その後、同社鳴門研究所安全性研究室 研究員や(株)養液土耕研究所 代表取締役社長などを歴任
現在はOATアグリオ(株)栽培研究センターのセンター長として活躍中
趣味は釣りとゴルフ
よくある質問
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Q
長く収穫したいのですが、どうしたら良いですか。
花が咲くと栄養が取られるので、収穫を長く続けたい場合は、花芽を見つけたらすぐに摘み取ると良いです。
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Q
翌年も育てることが出来ますか。
パクチーは一年草で、ある程度収穫を終えると枯れるので何年も続けて育てることはできませんが、種を取っておくと翌年も栽培を行うことが出来ます。パクチーの実が茶色に熟したら株ごと収穫し、日陰でよく乾燥させてから種を集め、翌年まで保存しておきます。
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Q
水耕栽培でも育てられますか?
可能です。特に、少量を育てたい方にはオススメです。OATアグリオのオンラインショップでは、水耕栽培キットの販売やサブスクなどもありますので、ご興味のある方は覗いてみてください。